第1回生(いき)ごみサロン
第1回生(いき)ごみサロンがマロニエで開かれた。何と50人のかたが見えた。小田原市民のすごさをつくづく感じる。他の町でこう言う事をやって、自然と50人の方が集まるなど、考えられるだろうか。何しろこのサロンは、ダンボールコンポストの配布説明会の時にお伝えしただけである。10人ぐらいでも仕方が無い、そこからこつこつとやろう。こう言う思い出始めた。今年のモデル事業を一般化してゆくには、支えるサポーターの方達が必要と考えている。各地域に一定数いる必要がある。100人ぐらいは必要だろう。現在でも30人くらい入るのだから。この勢いなら、可能ではないか。10軒に1軒はダンボールコンポストをやるとして、「7500世帯が目標」、75世帯ごとに1名くらいの比率。神奈川県では葉山町の前例があるが、近くでは町田市の前例がある。まるで違う展開をしている。小田原市民の市民力は、何か違う。
集まった方々が、いつも環境系の集まりで見かける方ではない。この点がすごい。新しい層が生れている。小田原の新しい市民力が何かを生み出しそうだ。次回は7月は28日なので、やってない人もぜひ見にきてもらいたいものだ。何の欲得も無く、ただ生ごみを堆肥にしようと言う人が、純粋に研究に集まっているのだ。昨年、もぐもぐがフラワーセンターで配布したことを、きっかけに始めた方から、細かい報告があった。特に堆肥として使った時の作物の事が、詳しく報告された。使い方はあるが、とても良く出来るというのだ。比較実験栽培をされている。嬉しくて涙が出そうになった。この方は、市民税を払っていうのに、これ以上生ごみに費用をかけたくないと言われていた。当然の事だろう。これこそ目標であった。生ごみが自給の循環に入る。しかも、実践的にデーターを蓄積して、報告してくれている。熱心度が際立っている。ビニール袋に各自の基材を持参である。今の状態が、どうかと言う確認である。
ヨーグルトを作ったという方から、報告があった。何と熱利用である。目からうろこである。以前堆肥風呂をやろうとか言ってはいたが、既にダンボールコンポストの熱利用を行っている方がいる。毎日温度を測っていたら、これなら、作っているヨーグルト製作器の変わりになる。こう閃いたそうだ。ビニール袋に入れて、中に入れると半日ぐらいで出来るそうだ。えひめA1を作っていながら、これには思いつかなかった。熱利用の範囲をさらに研究すべきだ。もう一人すごい方がいた。発泡スチロールの箱で、素晴しい堆肥を作っている方である。ダンボールが消耗品である点が、気になって、発泡スチロールの箱でやられている。温度が61度であった。臭いもいいし、湿度の点もいい。何故こんなに良く出来るのかと、伺った。
かき回すのは、ゴム手袋をして、日に3回やるそうだ。台所に生ごみを置いておくのが嫌なのだそうだ。なるほどそのとおりだ。20センチの高さ。40センチ×60センチの発泡スチロールの箱。かき回すのに、洗濯袋の中に入れて使えばさらにいいのでは、こういう意見もあった。行政からでた、困ったことでは、ダニの発生である。この時期環境によっては起こりうることである。温度を上げる事である。60度まで上げれば死滅する。廃食用油を100CCから200CCいれて、一晩置けば熱が出て死滅する。箱にもいる可能性があるので、出来れば大きなビニール袋に入れて、日に当てて全体が高温に成るようにするといい。行政の電話確認では今の所、継続されているようだ。もう一息である。小田原の市民力を大いに発揮しそうである。