1月の自給作業

   

暖かい1月だった。1月も31日になって、豪雨が降り続いている。9時ごろまでは降るらしい。舟原の雨量計は100ミリを超えた。隣のいつも雨の多い矢住芝では150ミリとなっている。これは1月としては記録的な雨量だ。暖かいから、雪に変わる心配はないのがたすかる。雨になる前に、ソバカスを畑のあちこちに撒いて置いた。ソバカスは軽いものだから、風が吹くとどこかに飛んでいってしまう。雨の直前に撒くなら、適当に、つまり芽が出てきたばかりの大根の上にかかってしまっても、雨が洗い流してくれる。冬に毎年やる作業だ。昨日農業委員会から、鬼柳の田んぼの貸借が認められたと言う、通知があった。2月から正式に使える。手順として、1、石拾い2、肥料まき3、水の取り入れ口を直し。4、その後すぐ水を入れてしまいたい。4ヶ月水を入れれば、草押さえになるはずだ。土の状態にもよるが、そのまま、田植えも出来るはずだ。

それにしても、今年の1月は何もやることがなかった。去年は1月に成って、蜜柑もぎ、畑の畝立て、などしていたが、蜜柑は昨年中にもいでしまい、その後切ってしまったので、もうやることがない。畑は1月に収穫できたものは、キャベツ。白菜。牛蒡。プチベール。大根。コカブ。少しのニンジン。固いトマト。蓮根。菜花。ブロッコリー。カラシナ。青梗菜。後は取っておいた。ジャガイモ。里芋。しょうが。タマネギ。ニンニク。ウコン。食べ物に困ることはなかった。2月もほぼ同じ状態が続く。新しくでてくるものはない。今畑で育っているのは、麦。タマネギ。ソラマメ。サヤエンドウ。ニンニク。キャベツ。イチゴ。2月に入ると、ピーマン、なすと苗作りが始まる。ハウスの整理をしなければならない。

麦踏これは通りがかりしょっちゅうやっていたので。総計1時間。麦の周辺に小さな草が出てきているが、一部だけ草かきをした。効果の差を見たが特に変化はない。麦の邪魔になるようになってから、草を取ろう。土寄せ作業にもなる。麦は発芽が悪かった。悪い所に追い蒔きをすべきだった。鳥が毎日来ていたから、食べたのだと思う。作業の脇に来て遊んでいるので、可愛らしくて、追い払う気に成れない。色々きていたが、山鳩が一番食べたはずだ。山鳩は麦が好きだ。この時期草は伸びないので、道普請がやりやすい。海の見える散歩道を整備した。犬を連れて歩くので、人通りの少ない所が都合がいい。上り下りのあるのも大変なので、平らで、ずーと歩ける道を整備しなおした。篠竹が完全に道を見えなくしているので、地際から刈り払い機できれいに整理した。これが3時間ぐらいか。のんびり歩ける道がつながったので、気分良く海を見ながら1キロは歩ける。実験した、ホウレン草はやはり枯れてしまった。石灰の効果も無かった。ホウレン草ができないのは、そらやさんの指摘では虫だと言う事だ。あと1時間ぐらいの作業が、堆肥積み。

2月に入れば、ハウスを整理して、3月に食べれる。青菜を何か撒きたい。いつもはサニーレタスを蒔くのだが。新しいものもやってみてるのも楽しい。ニンジン。ホウレン草。コカブ。この辺はハウスなら、2月初旬蒔きで、3月下旬収穫出来るのだが。コツは堆肥を十分に入れる。深畝、べたがけで挑戦してみようか。2月のメイン作業は田んぼの畦直し、田んぼでは撒いた、赤クローバーが順調に出てきていて、あまり痛めたくないのだが。去年崩れた石垣の積み直しをしなければならない。2月11日に穂田さんに石垣積みを教わりながら、やることになっている。百姓は何でも自分できなければ、進まない。きちっと積み上げられた石垣は棚田の美しさだ。しかもご先祖様と同じことを出来る。こう言う作業こそ大切。今年は雛を孵化するのを迷っている。今年、小松種鶏場のプリマスロックでも入れて、笹鶏の孵化を休もうかと考えている。今年から1人でやってゆくつもりなので、その範囲の仕事に、整理したいのだ。

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