秋の収穫
ジャガイモ、サトイモ、山芋とイモ類の収穫が続く。ジャガイモは春秋とできるので、一年切れることは先ずない。タマネギは冬越し栽培が1回なので、今の小さいたまねぎを食べれば、たぶん年内で終わる。ある時は、そればっかり食べて、なくなればしばらくは食べない。今年はピーマンはずいぶん採った。まだ採っている。まだ採っている言えば、ハウスのトマトもまだ採っている。スープに入れて充分食べている。ミカンは切ってしまうので、収穫を一気にしてしまった。ジュースにして、みんなに飲んでもらおうと思っている。そんなにあっても、食べれる物ではないのでいつも困る。来年からは、ネーブルが2本のみになるので、柑橘はちょっと寂しくなる。収穫と言えば、牛蒡はやはり掘るのが大変で、まだ畑にだいぶ残っている。食べる分だけ掘っているが、何時までも減らない。
収穫と言えば、昨日は大豆の会の収穫日だった。30人近く居たようだ。作業も去年どおりで、みんな担当を自分で決めて手際が良い。それぞれが準備して、9時には脱穀開始になった。機械を貸してもらっているので、一気に進む。以前は手作業で脱穀していたので、機械のありがたさが身に染みる。大豆の出来はとてもよかった。3年目で連作の障害と言う心配もしていたが、まったくその傾向も見えなかった。他の作物でも同じことなのだが、トマトなど8年も同じ所で作っているが。何の問題もない。大豆は粒がとても大きかった。一本の木に成る鞘の数は少ないようにも見えたが、実が立派なのでそこそこの収量はありそうだ。問題と言えば、まだ青い木が半分はあった。それは残しながら、収穫して一週間先の30日の9時から2度目の収穫となる。
他の人の情報でも、実る時期にバラツキが大きいと言うのが、今年の大豆の特徴で、出来はいいという事だ。では全てを来週にできるかと言えば、既に鞘がはじけている物もあった。乾いてはじけた大豆は、まん丸である。青い大豆はまだ俵型である。水につけると、又俵型に戻る。小豆やインゲン豆は乾いても俵型。大豆は鳩にでも食べられ易くて、丸くてころころ転がって、隠れたやつだけ生き残ったのか。とても不思議だ。この自分たちで作った大豆というのが、味が良い。みんなの作る味噌が美味しいのは、この大豆のお陰もある。この大豆は納豆にしても、とても良い味に成ったし、ただ煮豆にしても美味しい。以前、総量が不足して、買って来た有機大豆というのを同時に似た。みんなには言わなかったが。味が全く違った。理由はわからない。特別の事をしている訳ではないが、美味しい大豆が出来ている。
自給畑には、ほうれん草を撒こうと思う。深溝栽培の実験。石灰の散布の実験。今までほうれん草は何度も撒いたが、できたことがない。土がまだ良くないと確認の為に蒔いていたようなものだ。しかし、今回は石灰を始めて撒く。以前家畜保健所で置いていったものが、固まって残っていた。石灰など入れたくないと思いながらも、一度試してみたくなった。どの本のほうれん草の作り方にも、石灰の散布が書いてある。たまには本にあることを実験してみるのもいいだろう。私が農作業を継続しているのは、この試してみたいという思いが尽きないからだと思う。自給作業は1人でこつこつやる地味なことだから、大抵の人が繰り返しに飽きる。継続が難しい。楽しくやるには毎年の夢が必要だ。味にこだわるのもよし。栽培法にこだわるのもよし。出来れば、1人より二人、2人より3人と仲間でやれれば一番楽しい。
昨日の自給作業:大豆の収穫2時間、片付けなど1時間 累計時間:23時間