ダンボールコンポスト
ダンボールコンポストの実験を続けている。海氏の「ダンボールコンポストは究極のごみ処理法だ。」この意見に乗った。確かにダンボールの範囲で、家庭の生ごみが全て処理できるのであれば、相当の方法と言える。海氏も私も、農業をやっているから、豚や鶏や畑の堆肥で、生ごみは処理できている。今更ダンボールをやるなど、思っても見なかったが、ダンボールコンポストにも、案外それなりのノウハウがあるようだ。私は幾つかの条件を先ず付けて始めてみた。1ヶ月近くが経過した。私は腐葉土が担当で、研究することになった。ダンボールコンポストをやっている人は、押しなべて簡単だと言われる。所が、良く聞いてみると意外に、完全ではない。虫が出たり、入れられない物があったり、手間がかかったり。1年同じものを継続したという人は、まだ会っていない。循環と言う意味では、その堆肥で、自分で野菜を作って食べたと言うのでないとおもしろくない。
1、臭いが出ない。
2、虫が出ない。
3、手間がかからない。
4、家庭で出る生ごみは全て処理できる。
5、出来た堆肥で、野菜が作れる。
6、お金がかからない。
7、室内に置く。
だんだんコツが分かってきた所だ。発酵については、長年鶏の餌つくりで、あれこれやってきたので基本は抑えているつもりだ。臭いについては、発酵臭が全くないという訳ではないだろうが、部屋にいて気付かない程度と考えている。今のところ、臭いはかき回すときぐらいで、それ以上には今のところならない。案外出来そうだ。簡単だと言われる人に先日も聞いてみたら、先ず生ごみは干すという。もうこれは簡単じゃない。せいぜい流しの三角コーナーから、そのまま入れられるレベルを目指す。
虫については、加える鶏糞や米ぬかの方に原因がある。では加えないで出来るか。これを試してきたが、それでは発酵速度が遅くて、生ごみが消化しきれない。虫を出さないためには、最低量の鶏糞または米ぬかを加える方のこつをつかむ必要がある。洗剤の計量カップ一杯とか分かり易くしたい。当然、虫が入れないようにおおいをしておくほうがいい。ダンボールは二重がいい。湿気の調整と保温。一時土嚢袋に入れたが、これは周辺がべとつき良くない。かき回し方にもコツがあるが、ダンボールの形が問題。当初は縦長でやったが、今は横長でやっている。一家の生ごみ全てを消化すると言っても、生ごみ量は家庭によって全く違う。これを計量して、ダンボールの大きさの必要サイズを考える。場合によっては二つ必要な場合もあるだろう。2つの方が発酵にはいいのだが、場所をとりすぎるか。
出来た堆肥の質の問題だ。結局は私の所で積み直す。これがしばらくの間の方法になるだろうが、最終的にはそのまま、野菜が作れる。こう言うものにしたい。それには私が挑戦している、苗作りの方法が生きるかもしれない。鉢に層を作る方法。種が堆肥と直接接しないように、3センチほど普通の土を入れて種蒔きをする。ある程度根が伸びると、堆肥の層に届く。これは既に、実験を始めているので、少しづつ結果が出るだろう。もちろん堆肥と土と混ぜてと言うのが普通だ。この比率も試している。それでお金がかからない。ダンボールは幾らでも捨てられているので、もらうことが出来る。最初に入れるのが、土だけなら確かに安い。腐葉土だと、200円くらいかかる。その後加える。鶏糞や米ぬかがタダならいい。玄米を購入して、家庭用の精米機を使う家庭は問題ないが。私のところの鶏糞なら、無料で差し上げる。当面はこの辺りで進めたい。