最小限の家 建前

   

いよいよ、建前となった。実は、何時やってもいい状態で、材料が一揃い。そのまま置いてあった。そんなこと何時までもしていたら、木が曲がっちゃうよ。こう言われてもいた。それでも、20.21日の水彩連盟展の搬入が終わるまでは、始めるわけには行かなかった。そこで、ーー「3月23日8時」--から、最小限の家の建前をやります。関心のある方はどなたでも参加下さい。大抵の人が、ひとりで自作できる家。暮らしを最小限にしたら、どんな家になるのか。そのモデルハウスのようなものです。ここまで急いでやったわけではなく。ゆっくりやってきました。もう作らないのかと思っていた。そんな声も時々聞きました。実際に木を切ってからでも、2年以上が経ちました。先日木を削りなおしてもらったら、随分きれいなものになりました。一枚、700円で、きれいに削って、その上で、上下にはめ込む。溝も掘ってもらいました。

木材の材料で、30万ぐらいかかりました。これは加工賃混みです。アレコレ入れたら、40万くらいかもしれません。まだ、屋根材や、釘を買わないとなりません。道具類は、買わないでも揃っているので、道具のない人は、何を買ったらいいかも、判らないわけで、ドリル、と言ってもどのレベルの物がいるかは案外難しい。何と私の家には、ドリルも無駄に4,5種類はある。全て、20年以上持ち歩いている。使えるかどうかも分からないものもあるが、捨てられないのだ。今回使ってみようかと思っているのが、コンコリートを掘削する大型の穴あけ機。土台と、柱をつなげる、羽子板と呼ばれる金物を固定する穴を、土台に空けてみようかと考えている。30年持っていて、一度山北で使ったきりだ。

現在、太陽光発電か、風力発電を考えているのだけれど、出来ればこの組み合わせがいいと、思うのだけれど、70万円はかかる。先日東京国際フォーラムまで、出かけたのは、この組み合わせの新機種を出した、http://www.zephyreco.co.jp/ゼファーが出店している事もあった。ゼファーが、現代農業に記事を出して、すぐ連絡を取って、養鶏場の電気を検討してもらったのが、10年前だと思う。所が、担当者はそんな前には、会社がないという。どう言う事だろう。小田原に来た時だから、間違えるわけがない。山北の家に先ずきてくれたのだ。担当者が、どういうわけか投げやりだった。こんなもの実用性ないですよ。止めた方が言いに決まってますよ。こんな調子で説明しているのだ。これには、驚いたが、何がなにやら分からない。このグリーンキャンペーンは他にも分からない事があった。生ごみのメタン化のシステム。北見市だったかに設置していた会社も出ていた。所が、質問しても何一つ答えられない。良く聞くと、担当でなく、見ているだけのアルバイトだから、担当を呼んでくると、どこかへ言ってしまって、10分も待たせる。やっと戻れば、何と担当は来られないと言う。このイベント、役所の予算消化だったように見えてきた。企業は付き合いで形式的に出ているだけなのだろう。「いきものがかり」に釣られて、のこのこ出かけた方が悪い。

月に2000円の電気代を想定すると、30年かかる。それでもやるべきかどうか。20万円台で、太陽光パネルキットが売られている。これでも、蓄電すれば、最小限の明かりは可能だろうか。この場合は、10年分だから、一応利用範囲かと思うのだが、実用性を確認しなければならない。トイレや、炊事場はスペースはあるがつくらない。畑のそばに、昔から外施設があるので、そこを使えばいい。一応の生活可能形態は整う。小さな家を作るのは、子供の頃からの夢。暖炉はないが、薪ストーブは設置する。山北の家から持って来たものが、やっと出番が来る。この家は作り続ける家だから、完成はない。作ることが楽しみのようなものだ。

昨日の自給作業:ニラ、ごぼう、コカブ、大根、ニンジン、トウモロコシ、種蒔き。1時間。累計時間:6時間

 - 最小限の家づくり