健康管理センター
定期健診とか、健康診断とか、まして人間ドックとか。20年間したことが無い。だらしが無いといえばそれまでだが、健康に無関心という訳ではない。自己管理が一番だと思っているからだ。どう管理しているか、といえば以前も書いたが、身体を順番に内観する。変化があればおかしいと感じる事ができるようにしているつもりだ。つもりであって、何の根拠も無い。
もう一つが体重測定だ。これは出来る限り行い記録しておく。季節、体調、食事、仕事、生活、少しの変化がある。これを記録しておく。何かあれば変化が出るだろう。風呂屋で見ていると、半分ぐらいの人は体重を量るようだ。これを記録しておけないものだろうか。
医療費は年々増加し、国の財政悪化に一役買っている。私のように医療に出来る限り関わりを持たないで置こうと、考えていても、医療保険料は取られている。いつかは誰でも病に倒れるわけだから、そうした病は充分、国がお世話をすべきだろう。しかし、企業社会で過労が重なり、ストレスをためて、暴飲暴食をする。結果病に倒れる。あるいはタバコを吸って癌になって、その医療費の一部は国民負担になる。平等とは思えない。
健康管理センターについて、考えがある。地域にお風呂屋さんを作るのだ。そのお風呂屋さんが健康管理センターになっている。希望者には、データーカードで、健康管理を出来るようにする。お風呂から出たら、カードを差し込み、計りに載る。体脂肪を計る。血圧の測定をする。血液検査、尿検査。これらも希望者には可能にしておく。カードは自宅のパソコンで、データーにつながっている。グラフになって送られてくる。昨年との比較など、一目瞭然に分かる。これらデーターは地域の保健所でもチェックしている。おかしいと思えば、パソコンに連絡が来る。
お風呂屋さん健康管理システムを作り上げれば、地域医療は一気に改善されるはずだ。医療で大切な事は予防だ。人間の身体を、定期健診してデーターを蓄積してゆく事。これは機械管理では当然の事だ。しかし、データーを蓄積する事が重要であって、現在のように、人間ドックが一つの営業になっていると、何パーセント再検査を出してください。とか、A病院のA先生をご紹介しましょうとか。違う心配がでてくる。
お風呂屋さんと言うところが味噌だ。これが気持ちいいものなら、地域の人は喜んで入りに来るはずだ。出来れば温泉がいい。共同浴場なら、エネルギーの節約にもなる。お風呂に入り、癒され、今日の疲れが取れるなら、それがすでに健康管理だ。その上、知らないうちにデーターの蓄積が出来る。このデーターが自宅のパソコンで、チェックできる。データーに基づき、健康相談なども気軽にで来るだろう。「今度お風呂に来た時には、血液検査もしてみたらどうでしょう。」なんてアドバイスをもらえる。
これは小さいお風呂屋さんでいい。デーケアーセンターに付随して作るとか。老人ホームに作る。グループホームに外に開かれた風呂があるというのもいい。たぶん法改正が必要なのだろうけれど、お風呂屋さんの営業とは別に、会員制の風呂と言う事も可能だろう。こうすれば公衆浴場ではないので、又違う許可になるのだろう。
そこまでは進むのはまだ先にしても、箱根に増えている日帰り湯で、こんなサービスをするところは現われないものだろうか。