自宅出産
昨夜午前2時15分無事出産しました。助産婦さんが家に到着して5分程のスピード安産。
今朝起きて、パソコンを開くとNさんからのメールが入っていました。前回の出産の時も、直前まで、田んぼの作業に参加していました。2人目の今回は、昨日は一緒に大豆畑の耕運と、畝立てをしていました。
昨日、一緒に鍬を振るっていたのですから、本当に嬉しい事です。農の会の仲間はどちらかと言うと、1949年生まれの、私は年寄りの部類です。若い人が多く、子供が生まれると、孫が生まれたような気分になります。集まりをやるときも託児のことを、考慮しないといけない状況です。
Nさんにも、自宅出産の気持ちを、ピースカフェに書いていてもらいました。その時少し調べたのですが。自宅出産を選ぶ人が増えているというのです。同時に、全国の市立病院産婦人科の維持が難しい。と言う報道がされています。
子供の数が減っている、と言う事もよく話題になり、法律や条例で、対策をしようという声も聞きます。
人口の減少を、悪いことでは無いと考えています。もちろん子育ての支援が、社会的に行われる事には賛成ですが。日本の人口はこの国土の状態から考えても、5000万人ぐらいが適正だと考えています。今の急激な人口の減少は、確かに社会のゆがみを生み出すでしょうが、一時の苦しみです。長い目で考えたならば、私は大歓迎です。自分の老後の社会保障の利害から、急激な人口減少を問題にする傾向があります。乗り越えなければならない、いたし方の無い課題です。
世界の人口増加はまだ、まだ続いています。中国が制御できて、よかったと思いますが、まだ人口爆発が続いている国が、後を絶ちません。世界人口の抑制をどうやって、達成するかの方が、大きな問題だと思います。世界の面積が増えることはありません。地球と言う、サイズをどのように、利用してゆくか考えれば、日本の人口も、他国に迷惑を与えない、5000万人規模が適正だと思います。
自宅出産の事でした。今足柄地域に助産婦さんが、ひとりのようです。とても少ないです。新しく立ち上げようとしている人が居られると言う事も聞いています。私の祖母の姉に当る人は、お産婆さんでした。すばらしい人で、生涯現役で、90歳を越えても、かくしゃくとされていて、当然私もその人に取り上げてもらいました。山梨の山村では、病院で出産と言う人など聞いた事もありませんでした。
産婦人科医の多くの方は、自宅出産に否定的です。不衛生とか。危険とか。マイナス面が強調されます。祖母の姉の経験と、観察力は、今のなまじの医師より正確だったと思います。この人の場合は、病院に行ったほうが、いいと考えれば、そのように配慮しました。診療所の先生との連携も、密に行っていました。最近言われるようになった、家庭医のような役割だったと思います。家庭の事情から、血縁の健康状態まで、今では考えられない情報の蓄積の上で、出産に立ち会うわけです。
日本も乳幼児の死亡率が大変高かった状況を、こうしたお産婆さんの努力で、一気に改善した歴史があります。
地域社会の力のようなものが失われ、いつの間にか、出産が、病院の役割になリました。産婦人科医の減少を、医師の拝金主義から来ているという、指摘がありますが。私が接したところでは、医療を目指した理想から、病気ではない出産をテーマにする事が、どこか違う。こうした気持ちから、産婦人科医を目指す人が減少しているように、感じます。
Nさんのような人が少しずつ増えているのは、自宅出産を経験をした仲間の力のように感じます。
赤ちゃんに希望を感じます。