第二期のぼたん農園の造成

   

 のぼたん農園の第二期工事を2日間している。ユンボが11月10日に借りられたので、早速始めている。前のユンボよりは一回り小さいユンボだ。なるほどユンボは大きいほど作業がしやすいと言うことが分かる。大きいものは力があるから、ちょっと無理そうな作業でも何とかなる。

 大きいのは素人には難しいだろうと考えていたが、それは逆だった。下手な人ほど大きいユンボを使わなければならない。怖いのでつい小さい方が素人でも手が出ると考えていたのは大間違いだった。小さいユンボは大きいものより不安定なことになる。

 急な登り坂でも大きいユンボなら安定して上ることが出来る。小さいユンボはなんとなく不安定でひっくり返りそうだ。特に培土板で草を押すときなど、大きいものなら出来る作業が小さいユンボではまるで出来ない。しかもバゲットが一回り小さいと一度に移せる土の量が、半分以下になる。
 仕事がはかどらないことになる。焦らないでやることにした。2日作業をして、大きさと力のだし具合に慣れてきたのでもう大丈夫だ。ユンボ作業であと10日間なんとやり抜かなければならない。雑草の始末はもう飽きたので、道路の整備でもしようか。

 1,先ずは初日は新しいユンボになれるために、牧草地の細いススキのような雑草を根ごと抜く作業をした。この草があっという間に広がって来ている。牧草は水牛が食べるが、この草は余り好まないので食べ残す。するとあっという間にこの細ススキばかりがどんどん増えてしまう。

 なんと一日で狭い方の二反ぐらいの牧草地を片付けようとしたが、無理だった。時間がかかるのは驚くほどだ。それでも草を抜くには小さいユンボは案外に悪くない。小さい方が良い作業もある。バケットが小さいから草を的確にぬける。抜いた草をすくい上げて運ぶことにはコツがいる。2日目は大分成れて、抜く、すくうが一体化した。ユンボ技術が戻ってきた。

 それでも時間さえかければ何とかなりそうだ。どんどん作業をして、2日で雑草抜きは終わりたい。まだまだユンボ仕事が控えている。しかし草取りに2日で飽きてしまい、途中から溜め池作りにした。何とか溜め池は出来たのだが、草取りは残った。(2日)

 2,次にやりたいのは上ノ沢に溜め池を作ることだ。上手く出来るかは分からないが、溜め池が上の段の澤の下辺りに出来れば、4番田んぼぐらいの高さに導水が出来る。そうなれば、4番以下の田んぼが安心して耕作できることになる。場合によっては5番に送っても良いのだ。

 特に8,9,10,番田んぼへの水の量が安定するだろう。これはかなり重要なことになる。今の状況では8、9,10,番田んぼが少し不安がある。渇水期が長いと水が切れるだろうと思える。もう一つ溜め池はどうしてもいる。最後の5番溜め池が命の水になる。

 今まで4つの溜め池で一応は水は足りるとは思うのだが、出来れば5番目の溜め池があれば、かなりの渇水期にも対応が出来ると考えている。今年も8,9月はかなりの渇水だった。ただこの作業は私の技術で出来るかどうか分からないような工事になるので、福仲先生に見てもらってからの、最後に取り掛かった方が良いかもしれない。(2日)

 3,必ずやりたい工事が8番田んぼの上への移動である。これも出来るかどうか不安なのだが、田んぼを一つ果樹園の上で7番田んぼの下に増やそうと考えている。上の方が水を回すのにいくらか安心だからだ。しかし考えてみれば、5番目の溜め池が出来れば、低い方がむしろ水が安心かも知れない。

 この辺はまだ不確定な部分が多い。溜め池が出来るかどうかも分からないので、工事としてはこれも後回しにした方が良いかもしれない。後回しにしている間に、水牛に草片付けをやらせておこう。(3~4日)

 4,小麦畑は作りたい。上の段に5畝ほどの小麦畑を作るつもりだ。少し掘って平らにしなければならない。そこで出る土をたんぼの畦の畑の方に移動して、畦の畑が耕作できるようにしなければならない。しっかりした畦にするには土が足りないのだ。

 小麦畑作りで出た土で畦の畑を作る。これの方が作業としては大変なことになる。ユンボで土を軽トラダンプに積んで、運ぶつもりだ。小麦畑は平らでなければ、耕作がしにくいことになる。コンバインで刈り取れるくらいの平ら地にするつもりだ。土がいくらかでも余れば下の方に寄せて風よけの土手を作るつもりだ。

 この作業には人手がいる。ユンボ作業と軽トラ運転と手分けをしなければ進まない。人が来てくれる日に行うか、干川さんにお願いするかしなければならない。いずれにしても私はユンボだけでしばらく他のことは出来ない。まず草を除く作業を今日やろう。土壌の様子を見て人が来たら土運びをする。(2~3日)

 5,もう一つやりたいのは道路の整地なのだが、これはこのユンボで出来るかどうかもう一つ分からない。培土板で上手く土が削れるようなら、農園内の道路を平らにしたいと考えている。平らにしておかないと、フレールモアーで草刈りをするときにとてもやりにくい。

 2日間作業をしてみたら、何とか培土判作業もできそうだと言うことが見えてきた。この作業は、もう少し機械の操作に慣れてからにしたいと思う
。一部傾斜が強くて、いくらか難しいところがあるので、機械に慣れてからの方が安全で良いかと考えている。(1日)

 6,牧草地内に溜め池を掘りたいとも思っている。これは絶対にやらなければならないと言うことでも無いので、余力があればなのだが。大きな方の牧草地内に、強い雨の時には水が集まって流れて行き溜まるカ所がある。ここに穴を掘っておけば、水牛が垈場にするだろう。

 自然に水が溜まるようになるはずだ。雑草抜きに引き続き、何とか作ってみたい。この作業は草抜きの次に楽な作業になるから、牧草地の作業の継続で3日目にやれば良いかと思う。これはすでにやってしまった。半日の仕事だった。(1日)
 7,田んぼの間の畑の整備土が足りないから、小麦畑の造成の時に出る土を運ぶ。土地を運び何とか畑のでこぼこを減らす。今のままでは歩くのも難しい場所がある。土が緩んでいるときでは危ないかも知れない。(1日)
 8,田んぼの間の導水管の設置。(半日)

 作業は順調にいって13日間はかかりそうだ。24日に小田原に行くので、それまでになんとしても終わらせなければならない。何とかなるだろう。心配するより、実行である。連日の終日の作業で体力の方が大丈夫かどうかが問題になる。

 1日か2日くらいの作業を、難しいところを福仲先生にお願いしなければならないだろう。田んぼの仕上げと一段上の溜め池の構想は福仲先生に頼む以外にない。最後の22日、23日当たりだろうか。調整をしなければならない。

 考えてみれば、19日20日は田んぼの均し作業になる。種まきまでの準備と重なっているので、この当たりの作業はみんなにお願いしなければ成らない。ユンボ作業の方を進めなければならない。軽トラダンプでの土運びも一人では出来ないので、どなたか来られる人を頼まなければならない。これはもしかしたら今日すこしできるかも知れない。

 

 

 - 楽観農園