クソ野郎として、ドコモショップに言わせて貰えば

   

 ドコモショップの「クソ野郎事件」は人ごとでなく納得がいった。ドコモショップ内の伝達事項のメモ書きを間違えてお客さんに渡してしまった。そのメモにはお客に対してクソ野郎と書いてあったのだ。正直なところ、昔からクソ野郎の当事者のような気がしている。

 ここでのクソ野郎とは、つまりカモということなのだろう。ドコモショップにしてみれば、面倒な訳の分からない客のことなのだが、騙せる客ということでもある。ドコモショップでは私のことを有難いクソ野郎と考えているに違いない。だから教わったときには何かを購入することにしている。ドコモショップが電気屋さんより、高いのは承知してはいるのだが、カモはカモらしくなければ申し訳がない。

 全体が把握できないままでいるのが、気持ちが悪い性格である。それでついつい、説明を求めてしまう。ドコモの仕組みは時々変わるので理解が出来ない。なんでも分かりたい困った性分である。
 ドコモの料金は実に分かりにくく変えて行く。この料金体系は意識して分かりにくくしているのだと思う。各社わかりやすければ、比較して一番安いところだけが繁盛する。サービスはお金だけではないのだが、どうしてもお金だけの競争になる。それをドコモは嫌っていると想像しているが違うだろうか。

 スマホの操作もわかりにくい。スマホで文字は入力できない。タブレットを壊してしまったので、スマホに変えた。又分からなくなった。これを聞きたくても、ドコモショップに行けば嫌がられるに決まっている。それならスマホ教室に行きたいと思っても、スマホ教室の予約が取れないほど満杯である。大体は電話の遠隔操作で教わっている。確かに、ドコモの顧客は遠隔操作されているということだ。スマホの機能の10%位いしか利用していない気がしている。

 それにしてもいつもドコモショップは満員である。家のそばにある、他のauやソフトバンクはそれほど人がいたことがない。何故、ドコモショップはいつも混んでいるのかお店で聞いてみた。ドコモでは親切に細かく教えているから、一人のお客様に時間がどうしてもかかるのです。よその会社では説明はほとんどしないそうですと、教えてくれたが本当なのだろうか。騙すのの時間がかかると言うことでなければいいが。

 比較しにくいように様々サービスを複雑化して持ち込んで、他社と比較しにくいようにしている。政府がいくら通信費と機種代をはっきりせいと怒っても、そうしただましの料金体系は譲れないもののようだ。電気屋さんか、ネットで電話付きタブレットを購入して、通信だけドコモに頼みたいのが本音だ。ドコモでは機種の種類も少ないし、電話付きタブレットがないというのが致命傷だ。
 後でそうだったのかと理解してがっかりすることになるが、契約をした後なら構わない。そのために簡単には変更できない仕組みにしてあるわけだ。一見お得なように読めるが、実はそうでもないというパターンが良くあるのだ。

 クソ野郎をふやして、騙して儲けようと考えて複雑化しているにちがいない。だから、ドコモショップに行くたびに不愉快になって帰ってくる。たぶんドコモショップの店員の方はもっと腹を立てて、クソ野郎、クソ野郎とストレス解消して居るのだと思う。そうじゃなければ私など相手にしてられないだろう。

 そもそもドコモショップとNTT石垣島の違いすら、最初は私には理解できなかったのだ。それで間違って違うところに契約してしまった。電柱には沖縄電力のものと、NTTのものがあると言うも始めて知った。その上に光回線が来ていても、つながる家にとつながらない家があると言っていた。これも意味不明のままだ。
 私が石垣のドコモショップに直接行けないので、設計事務所の方が聞いてくれた結果、できないという返事だったのだ。いったい何だろうと思ったが、電話では結局分からずじまいだった。まさにお互いがクソ野郎である。

 家の電機回りをやってくれた電気工事屋さんもドコモショップに行ってくれたそうだ。何故テレビもインターネットも今出来るのだろう。おかしい、おかしいという。出来ないと確かにドコモショップは言ったのだと、首をかしげていた。その辺は分からないところだが、どうも回線利用の電柱の問題があるらしい。このドコモショップは閉店してしまった。

 クソ野郎のお客さんがあふれている。店員もクソ野郎になるだろうし、長くは続かないだろう。当然、十分な社員教育などできるわけもない。間違ったことを店員が伝えてしまうことなど普通にある。だから、店員のレベルで説明してよい範囲がたぶん三段階に分かれていると思われる。質問するたびに、クソ野郎対応店員は上司に聞きに行く。

 先日はDポイント8000ポイントを騙された。ゴールドカードにして、2万円の買い物をすると、8000ポイントがもらえますというキャンペーンがあったのだ。それでゴールドカードに変えた。ところが本当に貰うためには、3つのハードルがあった。2つは越えたのだが、三つめのハードルを越えられないで、期限を過ぎてしまい貰えなかった。

 3つのハードルはここで細かく説明するのも腹が立つのでやめておくが、どこかでこけるようにという、罠のようなものだと私のような、クソ野郎には思える。理解できる人にはそうではないということは知っているのだが、このクソ野郎の無知に付け込んでカードを変えさせようというのが、手口である。ドコモショップで聞いた上で2万円の買い物をしたのに、失敗をしたのだ。カードを使うにもいろいろあるようで、買い方を説明しないところがみそだ。

 まあそれは騙されたクソ野郎が悪いのであっていいとするしかない。無知な不慣れな客を騙す商売をしていて、儲かるかと言えば、いつまでも儲かるわけがない。商売というのは、汚いことをしていれば、必ずみじめなじり貧で終わりになる。違うかな。私はそう考えてきた。

 そもそも、この代理店システムというのは悪いことが起こる仕組みだ。セブンイレブンでもブラックバイトが問題になる。本部は儲かるシステムを作り、代理店を募集する。代理店はブラックバイトを雇わざる得ない状況に陥る。

 しかし、それはあくまで代理店の問題で、ドコモ本社の問題ではない。今回もドコモの名前は出てくるが、実際には下請け代理店の問題なのだ。このあたり、責任逃れができるよくできた仕組みなのだろう。

 これが、ドコモショップがドコモの直営であれば、クソ野郎は苦情を本社に持ち込むだろう。しかし、あくまでそれは下請けのドコモショップのアルバイトが、間違えてやったことなので、善処しますぐらいで済ますことができる。まったく上手く出来ている。

 そしてドコモ本社は、代理店を締め付けることだろう。ちゃんとやらないなら、代理店を外すということになるのかもしれない。問題はドコモという企業の営業方針にある。
 クソ野郎の私はドコモショップに迷惑をかけているのは確かだ。理解力がなくて申し訳ないと思っている。ドコモショップの店員さんが悪いとは全く思っていない。申し訳ないと考えている。ドコモは誰にでもわかりやすくする義務はあるのではないだだろうか。
 タブレットの電池が終わってしまったのだ。ところがこれにはドコモは対応しないという。ドコモショップで購入したタブレットなのに、何故かと言えば、メーカーであるソニーが生産を終了した機種だからだという。まだ購入して4年である。売った店舗は何らかの対応をすべきだ。こうした機械に対する対応も電化製品に比べて良くない。
 結局、電話機能のあるタブレットはもうドコモでは扱わないと言うことで、仕方がなく、スマホに変えた。残念であるがクソ野郎としてはやむ得ない。インターネットで調べると、電話機能のあるタブレットはかなりある。しかし、それがドコモで使えるのかどうかが分からない。購入してからきっと邪険にされることだろう事だけは確かだ。

 

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