石垣島には毒虫がいますか。

   

石垣に越すと話したら、ハブがいるでしょう。変な毒虫に刺されるじゃないの。こんな風に不安を盛り上げる人が結構いた。実は今でもそういう不安はある。ハブいることはいるらしい。昨年ハブにかまれた人は16人と出ていた。そのうち先島ハブが15人と出ている。後の一人が何ハブにかまれたのかはわからない。やっぱりずいぶんかまれるものだ。しかし、ハブにかまれて死んだ人というのはもう長らくいない。かまれたらすぐ血清を注射するからだと考えているのではないだろうか。私もそう考えていたのだが、そうではない。先島ハブにかまれた場合、血清を打たないでも大丈夫直るのだそうだ。ハブ毒が大分弱いらしい。まだ、ハブを見たことはない。車で走っていて、ひかれたハブというのも見たことがない。大きいものは2メートルを超すと言うから、見逃すはずもない。小田原では月に1回ぐらいはひかれたヘビを見たものだが。普通に暮らしていればハブに出会うことはないと考えて大丈夫だ。石垣の人にハブを見たことありますかと聞いてみても、見たことがあるという人に出会ったことがない。先日のヤエヤマヒメボタルの鑑賞会では、15年間一度もハブに出会うことはなかったと言われていた。毎晩、ハブの出そうな場所に出かけて出会わないのだから、滅多にいないと言うことだろう。
では、毒虫はいないのか。もうすでに夏の気候で、蚊は確かに出ている。いることいるが刺されたことは一度もない。家の中にもたまに入ってくる。しかし、刺されない。一つにはかなり動きの遅い蚊なのだ。3年前頃から手で打ち付けて蚊をやっつけられなくなった。蚊の動きにもうついて行けない。小田原ではよくさされた。家の中に蚊が侵入したら本気で追い回したが、捕まるもんじゃなかった。年をとったとしみじみ思ったものだ。ところが、これが信じがたいのだが、石垣ではすぐたたき落とせる。蚊の動きが大分のろい。そのほか、のみやダニやシラミなど一切指されたことがない。中国ではかなり刺されたものだ。何しろ、草深いところで絵を描いている。指されても仕方がないと思っているのだが、さされないのだから不思議だ。蚊取り線香は用意している。一度使ったぐらいで後は使ったことさえない。毒虫も今のところたいしたことはない。蘭に虫は来ないかと、毎日じっくり見ているが、まだバッタの小さいのが一度来たくらいで、ナメクジもカイガラムシも来ない。風通しが良いからのようだ。何か変わったは虫類の大きいのがいて、家に忍び込むという噂も聞いた。鳴き声が聞こえるというのだが、見かけたことがない。
石垣には4種の野生の哺乳類がいますが。4つ答えてくださいというクイズがあった。1,リュウキュウイノシシ2,ネズミ3,ジュゴン4,オオコウモリではないかと思う。イルカや鯨も入れるべきなのか。回遊性だから入れないのか。石垣のイノシシはそれほどの被害ではないと思われる。電柵は途端で囲んだ畑はまだ見たことがない。田んぼでは足跡を探すが出くわしたことがない。田んぼが被害に遭った様子もない。新聞にはパイナップルのイノシシ被害と電柵の写真は出ていた。被害が近年増えていると言うことだ。イノシシの猟は正月前にバンナ公園のところで見たが、捕まったようではなかった。肉は時々売られているし、お店でもイノシシ料理があるから、いることはいる。しかし、足柄地域から比べれば遙かに密度が低い。先日、イノシシは、配備される自衛隊に駆除してもらえないか、などというとんでもない意見があった。
石垣に移住を考える人がいて、毒虫やらおかしなは虫類や、ハブが心配という人がいたら、全く心配はいらないことだけは確約できる。石垣の町中で暮らせば、まずは遭遇することがない。小田原では時々、マムシを見た。ヤマカガシはほぼ毎日見た。石垣の方が密度が低い。小田原では蚊には週に一度は刺された。蜂に刺されるのも年に1度はあった。石垣では今のところそういう不安はない。この先の不安はあるので、この後の報告はしたい。グリンイグアナとクジャクが野生化している。グリンイグアナは駆除が進められているようだ。今の100ぐらいの段階なら駆除できるだろうと言われている。クジャクは凄い数に増えてしまった。もう駆除と言っても無理なのではないだろうか。クジャク料理を始めるしかないだろう。クジャク捕獲箱を作る必要がある。捕獲箱にしきりを入れて、捕まえたクジャクを入れておく。そして餌で呼び寄せてはいったら閉じる仕掛けにする。畑の害はクジャクが一番多いのではないだろうか。

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