11月の自給作業
毎月月初めに、自給作業の予定を思い出すように書いている。毎年繰り返しなのに、忘れてしまう事が多い。11月は大豆の収穫、麦の播種、タマネギの植え付け、ソラマメの播種、がある。今年は大豆の収穫期が遅れている。何か気候の影響を受けているようだ。夏のあの暑さが今に影響している。11月になっても緑のままである。家のプランターに播いたものは葉が茶色くなった。乾燥も進んでいる。そろそろ収穫できそうになった。10本ぐらいあるから、1キロになればと考えて作っていたが、せいぜい500gぐらいだろうか。それでも種の足しにはなるかと思っている。田んぼの畔の大豆は岩手ミドリであるが、これもまだである。遅れて実の付いた鞘にはどうも実が膨らんでこない。去年は遅れた鞘にも実が入ってくれたのだが、これも今年の天候のせいなのだろうか。大豆の会の大豆は小糸在来種である。これは晩生なので実りが遅い。小糸在来種は後から実が付いてくる数が少ない。最初できた鞘が実って終わりのことが多いい。大豆と言っても様々な性格がある。まだ葉が色濃いので、充実した実りになることを期待している。100キロは行ってもらいたいのだが。ギリギリの所か。
小麦は昨年ハルユタカを作り、よくできた。やっと粉になったそうである。小麦は冷蔵保存をしてから、粉にした方が風味の良さが継続するのだそうだ。パンにしたときに香りが一年間持続が出来ると、小麦に詳しい大磯のふもとパンの青沼さんが言われていた。青沼さんは小麦の栽培から、パン作りまで小麦の専門家になった。舟原田んぼに参加したのはもう10年以上前になるのではないか。小麦は遅くとも11月下旬には播かなければならない。という事は参加者の募集も行わなければならない。現在3名という事だが、この状況では中止した方がいいかもしれない。11月6日にソバカス撒き。そして、トラックターで耕しておく。ソバカスをもう一度入れなければならないだろう。昨年の経験では小麦はともかく肥料が沢山必要である。肥料を入れやすい場所でないと、運ぶのが大変な骨になる。冬の間に追肥。春になって追肥。やるとすれば、播種は11月20日になるのか。耕ししておいて、播種になる。70cm間隔で播くことにする。
また場所の移動である。ジャガイモを連作で作りたくないという事で、ジャガイモ畑が小麦を予定していたところに移動の希望があった。仕方がないので、舟原の以前やったところに戻るという事になりそうである。しかし、私の見るところ総生寺裏の畑は、ジャガイモには向いていない。連作障害というのは土壌管理が悪いために起こるものだと考えている。きちっとした土壌を作り出せば、目立つような連作障害は無くなると考えている。自給農業では土地づくりを十分行えば、連作障害は克服できる。自給では販売品とは違うから、作物の見た目は気にしないでかまわない。自給農業は狭い場所で繰り返し行うものである。連作も行う。それでもよくできるような農業見つけなければ、自給農業に合理性は出来ない。連作できないのであれば、自分の栽培技術の問題点が出たという事と考えるべきだ。あえて連作技術に挑む必要があると考えている。豆類の連作も良くないと言われている。しかし、連作をしても多収できる技術はある。大豆の上手な人が連作を続けてさらに良くなっているという技術を見てきた。それを自給農業技術としては模索すべきと考えている。
タマネギの発芽が悪かった。理由は良く分からない。昨日の石綿薫先生の指導では、土ぼかしを混ぜたことがいけなかったと言われた。二見堆肥を入れて苗床に播いた種はよく発芽している。11月3日にタマネギの草取りをする。セルトレーは今年は絶望。苗床も危うい状況。昨年は私の家の所にセルトレーで播いて、毎日こまめに水やりをした。今年は諏訪の原圃場で撒いてそのままお天気任せであった。去年初めて種まきから、365個収穫まで達成できた。やはり野菜はこまめにやらなければだめだ。残念であるが、仕方がない。タマネギの植え付け予定地には一度そばかすを撒いた。もう一度播いて、耕すつもりだ。そのあと、11月25日がタマネギの植え付けになる。苗が何とか足りればと思う。空豆の播種もある。ササゲの後にソラマメを撒こうと思う。しかし、4月からの圃場の方針が立たない事には、ソラマメは作れない。ソラマメは沢山種があるからどこかほかでやるか。