9月の自給作業
総生寺裏の大豆畑。だいぶ良くなってきた。イノシシが来て3株を掘り起こした。つまらなかったと見えて、翌日は、来ていない。しかし、このままだといつかひどくやられるかもしれない。トタンで囲うしかないかもしれない。
諏訪の原圃場のタマネギの苗床予定地
9月になると畑も秋作に入る。9月はタマネギの播種が課題である。16日にネオアースを播種する予定だ。今年は諏訪の原圃場に苗床を作り播種の予定である。すでに36,5メートル分、二見堆肥をまいて、トラックターで耕してある。ここを高く盛り上げて、苗床を作りたい。一人2メートルの長さで、幅60センチ程度の苗床になる。苗床は高めに作りたいと考えている。高くて幅が狭ければ、草取りが楽だからだ。ここに一人1200粒ほど種をまく予定である。600の良い苗が出来れば、これを10メートルほどの畑に11月に植えることになる。これで365個のタマネギが出来ることが目標である。昨年はセルトレーで播種して初めて、一年分のタマネギが出来た。今年こそ完全にタマネギ栽培の技術を物にしたいと思っている。去年、タマネギに燻炭をかけたらば、とても良くできた。今年は一部だけでも燻炭をかけて、比較実証実験をやってみたいと思っている。冬場トンネルをかけて上手くできたという話もある。これもやってみたいと考えている。今年タマネギを作る諏訪の原圃場はリンが多くて土壌分析ではタマネギに向いているとでている。大いに期待しているところだ。
岩手ミドリの小さな鞘
大豆はここへきてだいぶ成長をしている。花もつけている。岩手ミドリは赤い花で。小糸在来種は白い花である。岩手ミドリの方は同じ日に播いたのだが、もう小さな鞘を付けている株がある。大豆も品種によってさまざまなようだ。小糸在来種は収量は極めて少ない品種とされている。晩生であるので、まだ花の咲き始めだ。小糸在来種は他の大豆とは比べ物にならないほどおいしい大豆である。農の会ではもう20年近く作っている。房総の方で地域種として奨励が始まった同時期からやっている。房総の方の君津市の小糸川という川の付近で栽培されている品種と聞いた。小糸在来種はおそまきの品種である。今年は7月の15日に播種した。もっと遅くても良い品種である。遅く撒くという事は、虫の害が少なくて済むという特徴がある。9月に入ればコガネムシがぐんと減る。今まで虫にやられて困ったという事はない。枝豆でもとてもおいしいが、味噌にする豆で精いっぱいで、枝豆で食べたことは頂いた時だけだ。
田んぼはいよいよ最終段階である。ここまでは順調な展開である。天候があまりに暑かったために、土壌が消耗した。土壌の消耗というのは、腐植の分解の進行が速かった。根の活動も初期から大きなものがあった。それで7月に入るころにはいわば肥料切れになった。これを穂肥で補う事が出来た。生育期にどんどん肥料が供給されたために、背丈が極端に伸びた。これが倒伏に繋がりそうな状況である。特に山の方の雨量が多かったのも今年の特徴で湧き水がとても多いい。田んぼで水が沸く箇所が何か所もある。この水はすぐ流れ出すようにはしてあるのだが、やはり倒れている箇所がある。このところの田んぼの様子では稲刈りが、9月23日に糯米の稲刈り、9月29日と30日がサトジマンの稲刈りになりそうだ。糯米は9月の2週目には乾かし始めたい。サトジマンの方はどうやって倒さないで行くかである。稲穂の状態を見るとまだしばらくは水が欲しい状態である。9月15日あたりで水乾かし始めることになるだろう。水を素早く完全に抜くには、畔切りと溝切を徹底したい。排水がうまく行かなければ雨が降れば水が溜まることになる。稲を倒さず、土を固めながら、しかも根に水を与える試行錯誤の水管理である。
畔の草の中の岩手ミドリ大豆
諏訪の原圃場ではナスがまた元気を回復して見事になっている。私の所はほとんどダメである。ナスはどうも私には上手くできない。
畑には大根とコカブは例年播く予定。いつもは家の畑にまくのだが、今年は諏訪の原の圃場で播くことになるだろう。キャベツや白菜もやることはやるのだが、今年は止めて置こうと考えている。諏訪の原でやるならば苗を購入してみんなでやるという事になるのか。いずれにしても9月16日のことになる。諏訪の原圃場ではササゲと、宮古島の黒小豆が順調に生育している。これも誘引する棚を作る必要があるのだろう。これも16日のことだ。