8月の自給作業

   

7月は強烈な暑さが続いた。6,7月と雨がほとんど降らない。一度だけ、7月7日に西日本豪雨の時に箱根に強い雨があったので、かろうじて田んぼの水がある状態だった。そこに27日になって前例のない、逆行台風が来て、累計雨量で101ミリの雨が降った。風も大して吹かず田んぼも畑も助かった。降れば大雨。降らなければ強烈な日差し。7月に16日に播種したニンジンは朝夕みずやりをつづけて、やっとの雨でかろうじて発芽してくれた。こういう異常気象の中発芽してくれると実に嬉しくなる。10人十色の発芽の状態。発芽してからの草取りも細かくて大変だ。大豆の発芽は実に悪い。私の責任である。追い蒔きもしたのだが、それも十分な発芽ではなく、大豆の難しさを痛感した。種保存が良くなかった。十分に乾燥して保存しなければならなかったのだ。11%まで乾燥させるとあった。今度は小さな網袋に入れて、軒先に干して置こうと思う。温度よりも、乾燥が大切なようだ。それでも余りの高温と乾燥も発芽に影響あったかもしれない。幸い、鳥の害はなかった。

イネが出穂を目指して追い込みである。なんと29日に走り穂である。30日にも1株の走り穂。もう出穂までは1週間か。今年は5日ほど生育が早まっている。と言っても去年も同じくらいだから異常気象に驚いてはいられない。15枚目の止葉はほとんどが出た。早く穂が出るという事は、分げつ不足になるという可能性がある。ゆっくりと生育してくれた方が分げつが取れるようだ。これは確認したことではないが、そんな気になる。この15枚目の最後の葉が穂の大きさを決める。本来であれば、播種15週目の7月4日が止葉の予定であったのだから、5日も早まっている。7株葉の数を数えてマジックで葉に記録してきたのだが、一株だけ16枚になった。16枚目が止葉になったのだが、生育が1週間追い越した感じだ。問題は止葉の大きさである。希望としては葉の長さが60㎝。巾2センチで、厚みのあり、しっかり立ち上がる葉が理想だ。今年は50㎝で18ミリというところだ。ざっと見て、今年は平均的な感じだ。特別良い訳でもない。分げつ数から言えば、悪いというほどでもないが、穂は例年ほど大きくならないかもしれない。

実はあまり書きたくもないが、紋枯れ病がまた現れ始めた。広がらなければいいがと願うばかりだ。昨年とはまるで違う場所なのだ。やはり田んぼの畔際である。風通しが悪いと起こるといわれているが、そういうことは全くない。理由は3つ想像している。一つは畔際で日当りが強くて焼けたため。もう一つは畔際で捕植株で弱い。畔際で何かで傷をつけたため。何故こうもイネ作りは書かれていることが違っているのだろう。たぶんイネ作りというのは100あれば100通りになる。それを自分の経験を絶対とつい思うからだろう。自戒。畔の草などが影響するのだろうか。どうもそういう事よりも何か人為的な傷から感染したような様子。分からない。稲が成長が5日早いというのは日照が多かったからだ。この日照が例年より多いいという事も土壌には影響がある。水温も下がることがない。水口の遅れがわずかである。土壌の肥料分の消耗が早い。欠ノ上田んぼでは穂肥を与えた。これは正解であった。それでも例年より色落ちが早い気がする。良い穂をつけるためには難しい状況に来ている。間断灌水の徹底。水を動かすこと。穂が成長しているのだから、水を切らないこと。そして倒れないように。ここが難しい。

タマネギの播種

長ネギの根付いたところ

草に覆われた私の畑

ササゲと黒小豆は何とか苗が出来た。4日の大豆の捕植の時に植え付けさせてもらおうと思う。お茶の草刈りが5日にある。こういう事も一人では到底できないと思う。8月末にはタマネギの播種。昨年はついにタマネギの播種に成功した。種から一年分のタマネギが出来た。小さめではあるがしっかりしたタマネギで保存性はとても良い。その意味ではネオアースはとても良い品種だ。しかし、豊産種のターボのようなものを半分作るというのも良い。今年は出来れば、専門家に教わりたい。国原さんには来てもらえないものだろうか。タマネギの播種を9月2日という事にならないだろうか。お茶は5日に草刈り、26日にソバカス撒きがある。12日が、有機農業塾の活動日。ニンジンの草取りなど。

 

 

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