畑の会の報告

   

農の会には、いくつかの自給の為の共同の畑がある。共同の田んぼから始まった。そこからお茶の会、大豆の会と続いて、小麦の会となった。今回小麦、タマネギ、ジャガイモ、長ネギ、小豆と多様化してきたので、全体で畑の会という事にしようという事が定例会で決まった。定例会は毎月第2土曜日の夜開かれている。どなたでも参加できるので、興味のある方は連絡をください。

これは大豆の会の畑、A B である。苗を植えた翌朝の写真。久野地域は大豆には向いていないといわれている。様々な障害が起きて苦労している。今年は、前の場所よりは良いだろうというところだったのだが、何と発芽が極端に悪い。ハトが食べたり、虫が食べたり、種豆自体の発芽率が低かったり、ともかく苗が足りない状態になっている。

現在の大豆畑。大きくなった株がちらほらあり、その間に捕植した株がある。何とか大きくなってくれるように祈っているが。捕植した苗は何とか根付きはしたが、今からどれだけ実らせてくれるだろうか。頑張らなければ味噌が出来ない。

大豆の畑 Cの写真。ここは土は良さそうなのだが、どうなることやら草がすごい。

これは小豆の畑である。ずいぶん伸びてきている。小豆の前には玉ねぎをやったのだが、まあまあ採れた。

8月13日の草刈りの後。小豆は全く虫にもやられない。発芽もそろった。しおれているのは捕植をした株。

これが白ネギの会の畑。活着して急に大きくなり出している。私の所は写真中央の畝で、そば糠を追肥した。

8月13日の土寄せしたところ。間を耕運機で耕し。ネギの周囲は手で除草をした。見たところネギはそれほど大きくなったようでもない。

 畑の会に参加すると、初めての人でもなんとか栽培ができることになる。タマネギを作るのは私には難しかった。10回以上作ったが十分にできたことはなかった。いろいろ原因はあるのだと思うが、どうしても草取りが遅れる。みんなでやると回りの人と較べるので、少しは草取りができる。そしてきつい作業も案外に乗り切れた。一人よりみんなの方が楽しいという事がある。楽しく、苦にならずに1年分の野菜が確保できる。この調子で来年も何とかやりたいと考えている。誰でも参加できるので興味のある人は参加してみたらどうだろうか。参加費は実費を人数で割って賄っている。地代分は年間で一人500円くらいだろう。当然一人でやるより安いものになる。しかし、単純に安いと言えば、スーパーで買えばもっと安くなるという事もある。自給は労賃を入れないので安いという事だ。

畑の会は共同作業で、作業を効率化するというのが目的だ。機械でやれることは機械でやる。肥料なども共同で準備をする。苗作りなど難しい技術の向上もある。そして辛い作業をみんなでやることで、楽しく乗り切ろうという事でもある。素晴らしい農地が耕作されなくなる時代だ。市民が共同することで、大切な農地を守ることができる。このやり方を試行錯誤して、何処でも、誰でも取り組める活動にしたいと思う。

 

 

 

 - あしがら農の会