12月の自給畑

   

12月は麦と玉ねぎが中心である。もう雑草は伸びてこないので、その点はすこし楽になる。小麦の会では11月26日に播種をした。午前中まだ雪が残っていて、午後からの播種となった。畝間を1メートル、25㎝という事にした。家の畑の方は時間に追われて、作業が遅れ気味だ。29日わずかに乾いた畑に2条大麦を蒔いた。75cm間隔の畝間にした。この秋の天候は雨が強く降ることが多く、作業がおくれ遅れになった。大麦を家の畑にまくのは、例年より少し遅れた。それでも大麦はクリスマス頃蒔いたこともある。大豆の収穫が遅れたので、押せ押せになっている。12月にずれ込んだ作業をまず行う。エンドウの播種はこの後しておきたい。落ち葉を集めて踏み込み温床は作りたい。出てきている大根やブロッコリー、葉物には土寄せをしてみようと考えている。土寄せ効果が現代農業に書かれていたので試してみたくなった。木の伐採。田んぼの整備。はざがけタケの確保。そして3日が自給祭。10日には玉ねぎの植え付け予定。

玉ねぎは簡単にできるという人と、玉ねぎは難しいという人の両極に分かれる。タマネギは独特の生育をする興味深い作物だ。現在9月19日に種を蒔き、8週間が経過した。発芽が60%ぐらいである。成育したのはその半分くらいだろう。一人600粒がすでに、150粒になっているのではないだろうか。何とか300個の収穫は目指したいとすれば、苗を購入するしかない。種の劣化が早いという事があるそうだ。ずいぶん繊細なものだ。肥料がいるという人も居れば、要らないという人も居る。玉が大きくなるには温度がいるという意見もあれば、寒いところでもよくできるとい人も居る。土壌のリンが影響しているという意見も聞いた。ともかく虫が来て食べてしまうのが問題だ。堆肥を入れるなら完熟だ。いろいろの意見で勉強になる。聞けば聞くほど面白いものだと思うようになった。一年保存して食べる作物というところも面白い。今年は苗づくりにまた、失敗してジョイファームから分けてもらえることになった。

タマネギは今年は舟原の大豆畑の後に作る予定で進めている。場所がかなり寒いという事で、黒マルチを使う予定である。家の畑には例年通りベットで作ってみる。5m×25メートル=125㎡の畑に3600の苗を植える予定である。11月23日に鶏糞堆肥を軽く入れた米袋に30袋畑にまく。燻炭大袋4体を入れる。夜に雨になった。そして雪になって積もった。土が乾いて、トラックターで耕す。10日に植え付け予定だから、時間が少しあくので土も良い状態になるだろう。果たしてこのやり方で良くタマネギができるかどうかである。家の方のタマネギは大きな球になったことがない。小さくとも持ちが良いなどという人も居るが、私は普通の大きさのタマネギが作りたいと思っている。

現在畑には、北側から、大根2列、こかぶ2列、小松菜1列、ホウレンソウ2列、春菊半列。1か月経過して芽を出している。冬の作物はゆっくりしたものだ。大根が一番先に生育している。それでも10センチほどの葉を震えながら両側に延ばしている。苗を植えたものではケールが虫にやられていたが、なんとか持ち直した。畑全体をそばの芽が覆っている。これはもうすぐ枯れてゆくき、大根やホウレンソウだけが寒い中残る。そばは枯れる前に摘まんで食べることにしている。私の畑ではソバカスを撒くので、芽を出していることになる。ほうれん草も何とか芽を出している。いつもこの後伸びないのだが、本葉が良い色で出始めている。土が良くなれば伸びるのだろうと思い、その確認のつもりで毎年蒔いてみている。ハウスの小松菜もそれなりに芽を伸ばしている。しかし、生育が悪くこの調子では正月に間に合わない。ハウスのビニール張りを何とか終わった。こういう作業がどうしても遅れてしまう。

 

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