ポテトサラダ食中毒

   

ポテトサラダ食中毒は4店舗のサラダから感染が確認され、16名の感染者となった。生産した工場でも、また取り扱った人たちからもO157は検出されていない。どうも植物の中にO157などの細菌がいるらしい。食中毒の対応を見直さなければならない重大事と思われる。カイワレ大根やトマトやレタスの中にO157がいるらしいのだ。これは確定された話ではないが、ないとは言えない話だと思っている。トマトの種の中にすでにO157が存在して、栽培してその細菌がトマトに出現する。カイワレ大根汚染事件を思い出してみるとそういえる気がする。水が悪かったのではないか。流通過程で関係者からO157が感染したのではないか。色々調べたがついに判明できなかった。判明できないまま、どこかで感染したのだろうという、科学的ではない結論になってほとぼりが冷めた。そして今また似たようなポテトサラダ事件が起きている。ポテトサラダは大好物である。特にタマネギスライスを上手く混ぜたものは好物だ。リンゴポテトサラダは子供の頃の大ごちそうだった。主食にしたいぐらいだ。

カイワレ大根の種にO157が存在したのではないか。そして、それが栽培され細菌の存在するカイワレ大根が販売された。これは防ぎようもない事件だったのではなかろうか。種の生産国は不衛生かもしれない。昔はそういう事件が起きなかった。それは生野菜というものを食べなかったからと考えられる。昔の人は生ものは極力食べなかった。生水も子供は飲まないことになっていた。火を通すという事が食べものの大前提だった。トマトやカイワレは昔はなかったが、きゅうりは生食だろうと思う。157に感染しない植物もある。そしてぬか漬けにするか酢のものである。どうもO157が繁殖しやすい植物があるらしい。トマト、レタス、カイワレ、植物の中に菌が存在するのだから、洗っても無駄なことだ。トマトもレタスも煮込めば問題はない。アメリカではトマトやレタスを大量に生で食べる。どうやって細菌フリーの生野菜の種を作るかが課題になっているらしい。同じトマトでも抵抗性のあるトマトの品種が作られている。

話はそれるが、総菜店「でりしゃす」はなかなか良い。ああいう宅配店が出来れば、商売になるのではないだろうか。店舗も一応街場に構えている。もし、商品は遠くまで宅配で配ることにすれば、繁盛するのではないか。お年寄りはたまにはお店まで行く。月一回は街まで行って買い物を楽しむ。然し日々のことは届けてもらって食事をする。こういうお店があれば年寄りも暮らしやすい。宅配と惣菜店の組み合わせは、登場しそうだ。問題は現在の配達圏が狭いことだ。買い物難民に配達することこそ、ねらい目ではないか。効率が悪いとは思うが、過疎地では行政のかかわるところではなかろうか。地方創生の一つのやり方だ。一人暮らしのお年寄りの食事はこれから大問題になる。作るのが面倒になる。歳をとれば気力が衰える。自分一人ならあるものを食べて置こうという事になる。近場に外食できるところがあれば、毎日外食もあり得る。過疎地帯ではそうも行かない。そこで、総菜の宅配がしえ貰えればと思うのだ。

生ものを極力食べないことだ。特に、小さい子供や年寄りは生ものは食べない。昔の日本の食事を思い出すことだ。刺身を食べるなどという事は、漁村でもなければないことだった。歳をとったら若い時とは違うと考えた方が良い。抵抗力は下がる。免疫力も下がる。生野菜は食べない。この頃の野菜が健康に良いというので、奨励される。そして生野菜が良いと思い込まされている。生野菜はものによっては危険かもしれない。何故そういう事を考えたかと言えば、人間の身体は自分の細胞よりはるかに多いい微生物と共生しているという事だ。自分と思っていたものが、実は半分は自分の微生物なのだ。重さでも数キロあるらしい。それなら植物はどうか。植物も実は無数の微生物と共生しているのだ。この世界はまだ不明なことだらけだ。しかし、植物の中にO157が住んでいたとしても何ら不思議はない。ともかく、結論が出るまでは生野菜を疑ってみることではなかろうか。

 

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