NHK籾井会長辞任要求
勝沼の桃 10号 今はちょうど桃の季節である。描きに行こうと考えたら雨が降る。今日は行けるかな。
NHK籾井会長辞任要求運動が動き出している。籾井勝人氏のNHK会長辞任を求める受信料支払い凍結運動を起こします。ーーーNHKを監視・激励する視聴者コミュニティ 運営委員会国会に於いての追及はあったのだが、結局は籾井会長は居座り続けているようだ。いままでもNHKの報道が、公共放送として適切ではないことはあった。しかし、今回の籾井会長就任から現在までの動向は、安倍政権の在り方を反映している、公共放送への政治介入だ。NHKに対して圧力をかけて、報道の傾向を変えようという、方針が見え隠れしている。その為の籾井氏の会長就任があったのだろう。籾井氏は安倍政権の意向を、忖度して、就任会見での発言になったに違いない。あの極論を繰り返した、就任会見はNHK圧力の第一歩だった訳だ。職員を震え上がらせようという、意図に基づいていた。理事には、退職願を出させたというから、すべては計算の上行われたことと考えられる。
今回の籾井事件は、秘密保護法とも深く関連した、一連の報道の制限をはかる意図が背景にある。だから、籾井会長一人の問題とは到底言えない重要な問題である。これほど偏った発言をした、籾井会長が罷免出来ないのであれば、今後のNHKの進路変更は、じわじわと浸透して行くに違いない。いままでのNHKが理想的な公共放送であったかと言えば、確かにそうとは言えない、おかしな報道もあった。特に原発事故直後の報道は、不十分で、放射能被曝を広げる結果を生んだ一つの要因である。しかし、万全の公共放送と言うものは、天から与えられるものではない。国民の意識を反映しているのが、公共放送の現実の姿なのだろう。そう言う社会全体のことを含めて、一応の合格点だと考えている。努力を今後も続けていけばという前提である。ところが、そのNHKの良心的な職員の意識を委縮させようというのが、籾井会長の居直り発言である。これは絶対に認める訳にはいかない。もう非常手段をとるしかない状況に至った。
籾井会長が居座る以上、公共放送という意味すら認めるわけにはいかない。国会では、かなりの追及があったと思うが、結局のところ、追及に対して真摯に向き合うことはついになかった。数の力で無視を続けた。発言の場がまずかったが、発言の内容は問題ないということを、繰り返し述べたにすぎない。国会というところの無力さを痛感した。これほど偏った人が、公共放送の会長で構わないとする、否、むしろ自民党の考えを反映した人とする、政府の在り方は、これから先の日本の政治の絶望を感じさせるばかりであった。では、どうしたらいいのだろう。不愉快な思いを続けてきた。良い公共放送になってもらうために何をしたらいいのかである。私は以前、NHKの不祥事に伴う、受信料の返還を要求したことあある。そしてその分を自分なりに計算して、不払いにした。結局はまともな回答もないまま、今でもその分の請求が来る。請求されるのは構わないが、不祥事に伴う処理に関して、視聴者に説明をしないということが許せなかった。
結局は、籾井会長の辞任までの受信料を払わないしかないのか。そう考えていた矢先、そういう運動があることを知った。NHKの現在頑張っている人達のことを思うと、不払いということに大きな問題があるとではあると思う。しかし、ここで籾井会長の罷免が出来ないのであれば、公共放送の将来はないと考えた方がいいのだろう。この意味では、NHKの職員の為の不払いと考えてほしい。あまちゃんも終わって、特に見たい番組がある訳でもないので、まず半年の間は、NHKを見ないことにする。もちろん見る見ないと、不払いが関係ないことは理解しているが、自分なりのけじめである。正確にいえば、不払いでなく半年間の保留である。半年なら、NHKに訴えられないというのがみそである。半年経ったら一応払う、しかし、まだ籾井氏が辞めていないなら、又半年保留する。案外効果のある戦略のような気がする。