和留沢の雨量計

   

以前から、和留沢に雨量計があるのかどうか。あることはあるのだがそれはどこか他の組織のもので、県の記録が連携していなのではないかとか。様々な想像をしていた。今回、県土木センターに確認をした。何故これほど時間がかかるのかは分からないが、お役所仕事というからそういうものと考えるほかない。それでも、小田原市よりははるかにましである。小田原市の防災課では、雨量計の存在を知らないし、知ろうともしない。そういうものが必要だという意識もあるのだかどうか心配なぐらいだ。2012年3月に久野川の土砂災害警戒地域の指定の説明会に始まる。私の住む久野舟原は警戒区域としてレッドゾーンとイエローゾーンに大半の住宅が入ることになった。2011年11月に指定がされたということであった。その時に色々説明がなされた後、警戒区域指定をして、今後どのような対策が行われるのかという質問が多くの方からあった。特に考えていないということでみんなびっくりした。

私も、上流部の状況を把握することが、土砂災害を判断する一番の材料になるから、和留沢あたりにせめて雨量計を設置してほしいとお願いをした。その時の県の認識では、舟原と東町の県土木センターとの2点にだけあるということだった。この4キロ離れた2点を較べてみても、大体雨量は2倍は異なる。たぶん久野川上流部ではその倍が予測される。上流部の雨の状態こそ、警戒情報を出す大きな材料のはずだ。是非とも、設置をお願いすると質問をした。回答は、予算も必要なことなので、検討してみるということだった。ところが後でこの件で伺うとそういう質問の記録も、記憶もないということなのだ。しかし、舟原の一時避難場所は、公民館になっている。この場所はレッドゾーンの中でも一番危険と見られる場所である。防災訓練でも一度ここに集まり、舟原小学校に行くことになっている。これは馬鹿げているし、法律的にも問題がある。早急に一時避難所を解除してもらいたい。このようにお願いに伺った。

このことは、小田原市の防災課には2回伺い希望をした。県の防災センターの方にもお願いに伺った。以前から、和留沢に雨量計があるということは聞いていたので、この雨量計を県土木のデーターと連動してもらいたい。予算はいらないだろうということでお願いに伺った。その時、他の担当の方が、和留沢にある雨量計は県土木センターの管轄のものだということを言われた。びっくりしたのだが地図で説明までしてくれた。それなら、箱根の矢住芝(足柄下郡箱根町木賀)というホームページの記載は間違えだ。最初から間違いのままきたということか。早急に確認して直してほしいとお願いした。この間違えに、小田原市では気づいてもいない。防災課と言いながら、雨量に関心がないということだ。避難勧告を出すのは小田原市だ。何故こんな重要な材料について、確認もしないのだろうか。このことは説明会の席でも、問題になってそこに防災課の担当もいたはずだ。

しかし、それから何カ月もたつのにホームページの記載は変わらない。再度金曜日に電話を入れた。間違いなく、和留沢にあるという。もし、矢住芝が和留沢なら、この数値の高さは舟原の4倍もあることがある。過去の記録が残されているなら、分析をしてみれば、舟原の土砂災害の参考になるはずだ。果たしてどういうことだろう。変更に何カ月もかかるというのは、大したことではないという認識なのだろうか。防災地域を指定して対策は行わない。データーの記載の変更くらいに何カ月も要する。つまり、役所には本気で災害から住民を守ろうという意識が薄いのではないか。そういえば、昨年の久野川の4か所の河岸崩壊の時も、市の河川管理課は見まわりもしなかったということだ。私ですら一応見て歩かずには居られなかった。そんな人員はないと言われていた。

昨日の自給作業:イノシシ対策3時間 累計時間:3時間

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