3月の農作業
春3月、いよいよ動き出す季節である。踏み込み温床も完成している。種もそろっている。苗土の準備が終わり、すでに最初の種まきをしたものもある。苗作りが3月初めの重要な作業である。今年は現代農業に書いてあった芽だししてからの播種にする方法をやってみている。稲の種まきと同じことだ。十分に給水させ、保温して、芽出しをしている。電気がまの保温の上に載せてある。身体に巻き付けて置くというのは、ちょっと無理である。苗土はすでに苗トレーに入れてある。並べて水やりをしたら、カラシナの芽が出てきた。確かにカラシナが咲き乱れていたそばの堆肥を入れた。仕方がないので、一度よく発芽させている。取り去って種を3月1日に播く。なんでも夏野菜種の1回目は3月初めと決めて置けば分かりやすい。色々の幅があると思うが、踏み込み温床の管理と、石垣ビニールハウスのおかげで、かなり温度管理が楽である。苗が出来上がるころには畑の方も暖かくなっているはずだ。
毎年のことだが、トマトにはちからを入れる。トマトは小松菜の後のハウスの中。下旬にはじゃがいもの植え付け。ジャガイモは土が良くなったせいかよくできる。今年は作る量を減らそうと思う。ひよこの育苗小屋の前だけにする。長ネギの種まきも行う。これもトレー栽培をやろうと思っている。長ねぎは上部を切り取って食べては次が出てくる新しい芽をを生かす。このくらいで十分ある。ニンジンはコンテナ栽培法で、周年栽培に成功している。時期をずらしながら、一年中少しづつ食べられるように作るのが自給には向いている。その意味では、すでにキヌサヤエンドウは食べ始めている。外のものはまだまだだが、この季節ハウスの中では収穫が始まっている。11月から食べている小松菜など、今でも毎日収穫を続けている。葉物は3月いっぱいは大丈夫である。キャベツや白菜は本来なら外でとれるはずなのだが、苗をイノシシにやられて植え直したので、もうしばらくかかりそうだ。ナス、ピーマン、シシトウ、オクラ、エンサイなどは箱で作る予定である。今度御殿場に感じの良い木でできたプランターを探しに行く。数を減らしてしっかり作るつもりだ。
玉ねぎの草取りを根気よく続けること。まだそれほど草はないが、これから球が大きくなる時に草に負けるのが例年である。今年は頑張って、舟原でもそこそこの玉ねぎができることを証明したいところだ。少々危うい様子。麦は勢いが良い。オオムギは特に元気がよい。草取りは特にしていないが、すでに20センチほどに伸びている。麦踏はここまでに3回ほど行った。小麦の会の麦も今のところ昨年より良いようだ。ヒヨコの孵化も今年は行う。3月の卵が一番良い。数をそろえるのが大変ではあるが。今年は、笹鶏の孵化を行う。最後のチャンスになるだろう。4月に孵化を行う。それまでに有精卵が生まれるかどうか微妙なところである。ダメなようなら鶏種をかまわず、ともかく一度孵化はしたい。鶏の緑餌の種を中段の果樹の下に播きたいと考えている。これも良く耕し、堆肥を十分に入れて効率よく行いたい。
3月20日にイネ種籾洗い。毎年海水を使う。春分の日のイベントのようなものだ。この後、15度以下の水に浸種しておく。苗土をふるうのは3月31日である。すでに準備して、シートをかけたりはがしたりしている。ここに米糠を振っておくというのもあるのだろうか。種まきは4月21日の予定である。一か月水につけて置くと、発芽がそろう。今年の苗作りは、育苗期間を短くする。種まきが例年よりかなり遅い。その代わり、苗代での保温を十分に行う。今まで、4月初めに播いていて、水が凍りついた年もあった。それくらいなら、気温が安心になってからの育苗にしようという思惑である。苗代の保温シートなど不足材料の購入を早めに行うようにしたい。これで、農作業を月初めにまとめて書くようになって一年が経過した。こうしてみると、昨年とはすでに違う。2,3年続けてみて、どうなってゆくか楽しみである。
昨日の自給作業:じゃがいもの畑の準備2時間 累計時間:19時間