農の会の農機具置き場を作る
2月の22、23、24日農の会の仲間で、農器具用の物置を作った。各会の農機具が増えて、置き場が足りなくなった。面積は6m×10mくらいである。前からある機械小屋の裏に作った。機械小屋には濡れてはいけない機械。物置には、少々濡れても大丈夫なものと分けた。加えて農の会の活動ができる場所になればと考えている。農の会の活動もいろいろあるが、拠点というものは特にない。共同作業をやるといっても集まる場所がない。活動の中心になるのは畑や田んぼだけだった。あちを借りてやってきている。それが、農の会の自由な集まり方をする特徴にに合っていたともいえる。しかし、生産者の場所を借りるというより、市民的な参加者で全体をまかなえる体制を作る必要が出てきている。農の会の農業機械などの所有物を、農の会自身の小屋で管理する必要が出てきたということである。物品もグループごとにそれぞれに管理するということになる。
物置き場を作ることに併せて、元の機械小屋の中に空間を取りたいと考えていた。機械小屋の中が動き回れるようになれば、雨の日などの種まきが中でできることになる。稲作グループの播種は5月である。それまでにと思っていた。農の会のようにグループで農作業をするとなると、決めた日を動かすことは難しい。屋根のある10人くらいが作業可能な場所がどうしても必要になる。雨宿りだけでもできるところが必要である。そうすれば、雨に左右されず、活動がだいぶ楽になる。麹を作るとか、餅つきをするとかいう場合でも、雨の日の対応場所があれば、安心して企画が立てられる。大勢が集まるので、駐車スペースも必要になる。ある程度車がとまれるようにはしておく必要もある。
22日1日かけて整地が終わった。穂田さんを中心に3人で行った。傾斜地なのでで傾斜に沿った形で、小屋を建てる予定。10mの間で、70センチくらいの段差がある。駐車スペースの奥に小屋があり、作業をする場合には、駐車場が作業の広場になる。水道と流しも必要になる。水道管の埋設は駐車場の整備の前に行った。石が沢山あったので、駐車場の周囲を石で囲った。これが美しくて、良い雰囲気の場所になった。ちょうど座れるくらいの高さなのでそれもいい感じである。昼ごはんは周りに座って食事をした。この3日間天候に恵まれた。晴れていれば陽だまりなので結構あたたかい。
23日はのべ20人くらいの人が参加して、一気に小屋造りをした。単管パイプを垂直にユンボを使って埋め込んでゆく。これが一時間で終わる。今度は横にパイプを組んでゆく。そして、屋根張りの為に木材を着ける金具を60センチおきに着けてゆく。これは壁にもトタンを張るので、垂直に立てたパイプにも取り付ける。午前中の作業がここで終わる。午後は壁と屋根とに二手に分かれて垂木を打ち付けてゆく。2時ころには終わる。そこから屋根のトタンと、壁のトタンを張り始めた。屋根のトタンは終わり、壁のトタンが半分残る位のところで、5時になり作業終了。周囲のトタンは下に10センチほど開けて、1間分だけ張った。上下が抜けている構造である。
24日は午前、午後と8名づつくらい。3日間ちょうどよい人数で作業が進んだ。午前中は残りの壁のトタン張り、モミ置き場の屋根の仕上げ。午前中の男手の多いい間に、大釜の移動も行った。これは人手のあるとき以外には移動できない。今回は大釜の置き台の補強もついでにした。相当重いものなので、この機会に直しておきたかった。午後は、廃棄の機械の持ち出しと、道具の移動と整理をした。これも一気に進んで、ほぼ完了したといえる。やり残したのは、埋め込んだパイプの根周りのコンクリート巻、流しの設置である。
気持のよい場所ができた。もともと環境の良いところだったので、今回の整備で一段と使い良くなった。麹の仕込みや、餅つきなど、ここでできる活動も生まれてくるだろう。大釜の移動が要らなくなれば、味噌の仕込みまでできるはずである。畑が目の前にあるというのも、大豆の会、小麦の会には活動がやりやすくなるだろう。冬には餅つき、夏にはキャンプファイアーができる。今度釜戸石でかまどを作りたいものだ。