2月の農作業

   

2月は鶏の雛の孵化の準備をしたい。既に笹鶏は分けて飼っている。卵を貯めたい。年寄りの鶏ばかりなので余り卵を産まなくなっているので、この春が笹鶏の系統を残す最後のチャンスになるだろう。いずれにしても、増やすというのではなく、現状維持位はしておこうという範囲である。3月まで体調を整えてやりたい。実は昨年、笹鶏の孵化はしたのだが、孵化できたのは、おんどり1羽だけであった。その他の鶏も一度だけ孵化をしてみたいが出来るかどうかは疑問である。現状維持と言っても、100羽を切っている。これで20軒くらいの方に週2回宅配を続けている状態である。休みも多い。もう一つやるのは田んぼの土木工事である。畔がだいぶ壊れてきているので、これを直す必要がある。ここでしっかりやって置くことが良い田んぼを一年行うためである。水路の掃除や整備も必要である。石済みの壊れている所があるので、コンクリートを間に入れて直したらどうだろうか。直し方も検討が必要である。

春野菜の苗作りが始まる。まずその前に踏み込み温床の積み直しをしたい。大分熟成してきているので、もう一度米ぬかを加えながら、切り返し、水を加え、踏み込んでおく。1月に終わっている仕事だが、もう一度手を入れる。温床がしっかりできていないと、温度が不足になり発芽が遅れる。苗は低温で停滞していいことはない。それくらいなら、播種を遅らせた方がましだ。温床はビニールハウスの中にあるのだが、さらにビニールの囲いをつくる。2月後半の播種を目指す。そして、苗土作り。昨年の踏み込み温床の底の方の良く発酵しきったものを使う。2年以上たっているだろう。雑草種のない山土を混ぜて使う。この準備も1月に半分終わっている。山土を取り、米ぬかを混ぜ、積み上げてある。2月半ばにこれを切り返し、落ち葉堆肥、もみ殻クン炭と混合し、2週間ほど置いて落ち着いた所で苗土は完成する。やはりトマトに力を入れたい。唐辛子、ナス、ピーマン、辺りも2月中には作り始める。

種まきは苗トレーに蒔いている。トレ―である程度大きくする。そのまま畑に植える場合と、ポットに移しもう一段栽培する場合がある。作物にそれが良いというより、まあまあの苗が楽に出来るからだ。直播をすると畑の草に紛れてしまう。第一畑も空いていない。最初からポットや、セルだと、種まきが煩雑である。植えかえも必要になる。苗トレー栽培は難しい水やりが簡単である。間違いがない。苗トレーにどのくらいの量種蒔くのが一つのポイントのようだ。どうせ、大した数の苗が必要になる訳ではないので、それぞれの作物に1枚の苗トレーを充てるぐらいでいい。8枚のトレーが置ける踏み込み温床なので、8種類の作物が出来ると言う事になる。トマト、なす、ピーマン、きゅーり、インゲン、かぼちゃ、ニラ、トウモロコシ、これくらいだろうか。2月末を目標に準備する。

もう一つはプランターや不織布袋に種を蒔き、そのまま育てるやり方を研究したい。家庭菜園の範囲だと、かなり合理性があると考えている。これは今年の課題だと思っている。ニンジン、ゴボウ、アスパラ、小カブ、山いもは不織布袋栽培。袋は不織布の良いものを通販で発見した。(ステマではないです、まだ使っていません。)植木用の根巻きようではないだろうか。例えば、ニンジンが出来るようになったのは、プランターに蒔くようになってからだ。ニンジンが草を嫌うので、周りの草を完全に取ることがニンジンには必要らしい。私には向いていない。それでもプランターという範囲なら、草が出ないような土に出来る。最近はこのやり方で長ネギもやってみている。出てきたら食べて、又再生させる。葉ネギなら十分にこのやり方が出来る。時に土を掛けて深くするなど、応用も効く。今年は1月後半から春が早まっているようだが、焦って慌てないようにしよう。

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