2012年の自給農のまとめ

   

2012年の自給農業の作業時間の集計。1月15時間、2月18時間、3月18時間、4月27時間、5月37時間、6月75時間、7月17時間、8月17時間、9月9時間、10月56時間、11月21時間、12月18時間、「合計329時間」となった。 2008年302時間,2009年304時間,2010年295時間、と来ていたのだが、今年は30時間も多かった。とくに、6月の75時間は問題である。これは田んぼグループに2か所参加したからである。6月と10月の増加分で、30時間はあった。これは反省材料である。そんなに自給の為に働いてはならない。来年は60時間を越えるようなことがないようにしたい。9月が極端に少ないのは、東京都美術館での水彩人の展覧会があったためだ。本来ならここでタマネギの苗の準備などあったが、気持ちに余裕が無かった。来年もある訳だから、良く計画を立てなければならない。

お米はは年120キロ、小麦粉は10キロ、大豆は10キロ、お茶は2キロ。これらはすべてグループで行っている。一人ですべてをやっていた頃は、時間は倍以上になっていた。このグループでやると言う事が自給に合理的な作業が、田んぼ、小麦、大豆、お茶という事になる。タマネギの栽培が出来るようになれば、タマネギの会というのもいいと思っている。グループ化して効果が高い作物ではないかと考えている。月に1キロ位を確保できれば、結構なものである。それには栽培技術が大きく影響する。現在の力量では程遠いことだ。来年はなんくるさんか、そらやさんでタマネギ作りの研修を受けたいが可能だろうかなんくるさんの指導で、矢作小学校でタマネギを作っているので、あれが参考になるだろうか。食糧の自給はほぼ達成している。購入するのは、魚とキノコである。キノコは良く食べるのだが休止している。キノコは自分で作ると、嘘のように美味しいものだ。山北に居た頃マイタケを作ったが、本当に舞い踊りたくなる美味しさであった。

田んぼの違いというものを痛感した1年である。土が出来て来るという意味は、耕作することで土は消耗して行く事にも気付いた。土を良くするなどということはある意味大それたことで、現状維持で行ければ大したものである。土作りは腐植をどう加えるかである。良い状態の腐植を加えて行く継続技術を作り出す。稲藁を田んぼで堆肥化するのはいい。しかしそれだけでは田んぼによっては不足する。緑肥を育てると言うのも良い。緑の草はすぐに腐植化する。しかし、案外に谷戸の田んぼでの緑肥の栽培は難しく、充分な量かくほできない。購入する緑肥種代が高い。できれば購入しないで継続できる種類が良いのだが、まだ見つからない。一度、落ち葉や草を鶏小屋に入れて、それを鶏小屋から取り出して、田んぼに入れるサイクルを作ることが合理性がある。100羽の鶏で1haの堆肥を作り出せる。10羽で一反の田んぼの堆肥を作れるのだから、鶏は大したものである。田んぼが乾いたら、一度、鶏糞を入れたい。

今年は、畑も田んぼもだいぶイノシシにやられた。最近来ていないのは、ふれあい市場の小泉さんがイノシシ捕りの名人になって、舟原で10頭も捕まえてくれたからだ。私などがいくら罠を仕掛けても一匹も捕まらなかった。石綿さんも坊所で13頭捕まえたと言われていた。有機農業をやるものが、動物の習性が分からないようでは話にならないと、先日忘年会で怒られた。シートン動物記を子供の頃読んだのかと言われた。確かに読みふけった。少年少女世界動物文学全集も読んだ。読んだのがただの物語としてで、身についていない。読んだようで何も読んでいない。自分の本質を指摘されたようで情けない。それでも周辺の田んぼが相当やられたのに、舟原田んぼだけは切り抜けた。自分だけ良ければいいという事ではないが、どうも自分のところの防御で精一杯という所だ。

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