神奈川県警の犯罪
神奈川県警の巡査部長が17日夜、飲酒後に車を運転し、物損事故を起こしていたことが県警への取材でわかった。直前に速度超過で警察官に制止され、すり抜けていた。 先日警察からの情報流出は罪が重いと書いたばかりである。神奈川県警は、昔から警察の不祥事が多い方だと感じる。自分が住んでいる地域だから、目立って感じるのだろうか。インターネットで調べてみると、どうもそればかりでない気がする。99年9月、厚木署警邏隊の集団暴行事件が発覚しました。一連の神奈川県警「不祥事」の開始です。以降連日のようにメディアを賑わすことになりました。市民として何かできないか、単発の刑事告発運動というのではなく、継続的な市民運動に発展させることはできないか。そんな思いを持つ市民オンブズマンのメンバーや弁護士などが中心となって、「警察見張番」が発足しました。と言うような話もある。坂本弁護士事件の神奈川県警の手抜き捜査をみても、神奈川県警の問題は日本の警察全体の問題ともいえる。警察官の処分件数は過去最大になっているとも書かれている。
神奈川県警で不祥事発生が頻繁に起こるのは、職場環境に問題がある、ということになる。当然のごとく民主的な職場でないことが推察される。気になるのは、結構ベテラン警察官の不祥事が多いことである。若手の警察官がセクハラをした、とかいうのではない。4人のベテラン警察官が部下の婦人警官を呼び出して、強制わいせつ行為を行ったのである。しかも、驚くべきことにこれを犯罪として、警察は立件しないとしているのだ。こうした対応にも、神奈川県警の度重なる犯罪の原因を作っているのでないだろうか。もう一つある。神奈川県警はネズミ捕り捜査を良くしている。隠れていて、一時停止違反を取り締まるというものが日常化している。あれが警察官を悪くしていると思う。道端の隅に隠れて、犯罪者を上げる手法。若いお巡りさんが、一時停止で必ず引っ掛かるという所を確保していて、ネズミ取りをしている。こんなことを若い人にさせていたら、人間の精神をダメにする気がして心配である。
私の家のすぐそばの火葬場の方に大きくカーブする所でも、良くネズミ取りをしている。質問があったので窓をたたいて大きな声で、「コンニチハ」と言ったたら、とてもひきつった顔をして、攻撃的な態度で、二人でけんか腰で飛び出てきた。なるほど、警官がネズミ取りをしている時の、悪い心境が現われていた。私の聞きたかったのは、その3差路での直進車の優先順位のことだった。表記が無いし、道路のセンターラインは消えているので良く分からないのだ。こんにちはと大きな声で挨拶したのだから、普通の人なら、挨拶を返すべきだ。ところが、そう言う当たり前の対応ができない。その時も、結局優先表示について、何の回答も無かった。隠れて頻繁にネズミ取りをやる位なら、そういう車がいなくなるように、交通標識を変えるなり、道路形態を変えるなりすべきだろう。こういう点数稼ぎ的な方法が警察官の精神を蝕んでいると思う。勤務評価を上げるために、上手く隠れてやれという精神が推奨されていると。ありもしない犯罪のデッチ上げにつながりかねない。
多分警察の考え方や、主張もあるとは思う。しかし、私は若い人に人の裏をかくようなことはさせない方がいいと思う。警察官が人間の裏側ばかり読むようになる。もちろんそう言う職場ではあるのだろうが、人間の尊厳とか、大切さとかいうものを根底には持っていないと、結局は自分自身の精神を歪めて行きかねないと思う。「分からなければ、犯罪を犯しやすくなる。」勤務評定のような形で、上から成績を監視されている職場と言う事も聞いている。職場の空気が良くないのではないだろうか。こうして警察の問題点を普通に書けるということは、まだまだ日本の警察はまともなのだと思う。警察官が地域の暮らしにとって大切であり、無くてはならない存在である。その意味でも、警察官の中に倫理が育つような、職場になることを願っている。