田んぼの雑草

      2016/08/08

今年初めての、田んぼの草取りを行った。今年は、実験的菜の花抑草を行った。残念ながら、コナギが生えてしまった。状態としては、部分的に密集して生えているという状態だ。どんな所かというと、菜の花が沢山すきこまれ、熱を持ったようなところだ。尾瀬沼のような浮島の草の塊の上に、密集してコナギが生えている。

想像では、そこだけ暖かいために、草がやたら出たのではないかと思う。前も一部にこうした現象がおきたことがあった。しかし、菜の花抑草の実験は、明らかな失敗と考えていい。米糠抑草に較べて、効果が弱いようだ。これは田んぼによるようで、どこでも同じやり方が通用はしないという、いい事例だと思う。

しかし、苗の伸びはいい。今までに無い、初期成育だ。別段肥料を入れているわけではないのに、活着もいいし、その後の葉の伸びもいつもよりはいい。今年は、気候的に、苗作りから、日照不足が続き、どこの田んぼもいまひとつの出来に感じる。それもあってか、いつも最初の出足では、すごい差が出来てしまうのですが。今年はそれが目立ちません。

転がしていて、湧きの状態はというと、以外に少ないです。あれほどの菜の花をすき込んで、水を入れた割には臭いほどではない。勿論転がせば、すごいあぶくが出ますが、悪いガスがでて、たまらないという様でもありません。

稗の方は今のところはちらほらです。この辺はこの後どんな風に変わるのか。注意しておかないとならない。いつもと草の出の状態が違っている事だけは確かです。田に入ってみて、いつも思うことは、坊所に田んぼの土が悪いという事です。田んぼの土というより、関東ローム層をただ入れただけの土です。粘土質が無い。粘りが無い。ざらついている。

今年は、曽比のポチ田んぼに参加していますが、土がいいです。田植えが終わり、1週間もすると、土にとろみが感じられます。粘りが出てきています。足を引っ張る感じがあります。ところが坊どころは、これが無いです。まるで畑の土のようです。色も、赤っぽい黄土色です。年々良くなるのだろうと期待はしているのですが。もう10年過ぎたのに、この程度では、土の感触まで変わるという事は無いようです。

昨日の転がしは、3時間やって、丁度1反でした。縦、横、転がすので、全体では12時間あれば、1回り転がせるという事です。去年、赤松さんが、1日で、縦を全部、転がしたというので、驚きましたが、6時間ですか。昨日の作業の感じでは、3時間にしておいて、後は他のことをやったほうがいい。と思いました。
いずれにしても、日曜日に転がしを集中してやります。これで、1回目の転がしは縦横終わると思います。1回で済むかは今年は微妙です。

午後は、大豆の播種をやりました。25穴の連結パレットで、16枚蒔きました。これくらいあれば、田んぼの畦には充分です。勿論、味噌の会のほうで使うためですが、これが、余るのだか、足りないのだか、良く分からないので、一応残っていた、パレット分は蒔いた。正確には把握できませんが、25人ぐらいの人が、大豆を昨日蒔いた、はずです。1人は忘れたといっていたので、他にも忘れた人はいるでしょう。

一つの作業をやるより、色々やった方がいいです。夜は夏祭りの打ち合わせで、楽しかったのですが。又、11時になりました。今日はお茶畑の草取りを午前中やって、午後、できれば、残りの転がしをやって見たいと思います。

 - 6月, 抑草法, 稲作