自家採種研究会

      2016/08/08

技術力を身に着けることが唯一農家としての自立を可能にする。と考えております。私は鶏については、頭の中に整理されて入っているのですが、作物については、デザインできないで居ます。
稲作はある意味段々にデザインできてきたのですが、野菜については何もわからないというのないというのが実情です。たいていのことは繰り返しているうちに全体の構造が見えてくるものですが、野菜の世界は実に複雑で、整理が付かないでいます。

自然農法国際研究開発センターから、石綿氏に来ていただきました。
この方はちょっとすごかった。頭の中が実に整理されていて、複雑な自然の様相が、立体的に映像化できているらしい。それをひきだして、私達の眼前に具体化してくれました。それは一種の手品のようで、不思議なだけで、こちらの頭の中が、曇った上に平面の鏡なので、解った様な気にさせていただくだけで、実は呆然としたままと言う感じでした。
基本的な知識が不足している中で、実践の中で起こってくる、様々な現象だけが、蓄積されているだけなので、思い当たるところはあるのだが、割り切れにと言うことでした。

それでも、いくつかの事が気付かされました。
○稲の自家採種の継続の善悪は、学会でも議論が分かれている。取るなら、水口で行え。稲が変異を起こすにはストレスが強すぎるか、無いか。のどちらかなので、適度なストレスの中で、採種するのが、遺伝情報を安定する事になる。
○トマトが、F1から自家採種してゆく、と言う事自体は意味がない、どのくらい、多様な遺伝情報があるか。また、自分の構想をどう持つかによる。
○畑はデザインが大切である。各作物の持つ特徴を理解し、畑の環境的な総合性を理解し、自分なりの展望を持って作付けをしてゆく事。
○土壌の事は大切ではあるが、作物から切り離して考える事は意味が無い。作物を含めた、土壌の総合性を考える必要がある。
○作物には土壌を自分に合わせて変えてゆく力がある。
○キャベツと白菜では雑草に対する対応力が異なる。白菜は草に弱い。
○小麦とトマトの組み合わせ栽培は、両者に有用である。
○自然農法育成苗の意味は、品種的選抜にある。市販苗は有機栽培にした場合、弱点を出す事がある。
○筋蒔きと一粒蒔きは根自らの土壌を変える違いを考えなければならない。
○もくさく液はペーハー調整、微生物の整え。
○連作障害は3年目ぐらいで、大きくなるが、それを乗り越えると、むしろ連作がよい結果を作ることになる。
○土壌を分離して考える事はよくない。作物と総合的に捉える必要がある。特に根が土壌に与えてゆく物は大きな物がある。
○直播の種、と苗作りはどう違うかは自分の畑のデザインの中で考える事である。

まだまだ伺った事はありましたが、私の感じた物も含めて、整理してみました。

 - あしがら農の会, 自給