あしがら農の会の「地場・旬・自給」

   

農の会が何を目指す会なのかに触れてみます。
1993年の設立時から「地場・旬・自給」を掲げてきた。
「地場」これは足柄の地域性を重視し、暮らしがこの地域で完結できるようにしてゆこうとすることでした。
「旬」これは自然の中に暮らしをゆだねる事を願いました。出来る限り化石燃料を使わない暮らしをすることです。
「自給」自給を第一義として、ここを目標に暮らすこと。そして、余剰するものがあれば、販売に当てる事。

農の暮らしを新たに始める者は、それぞれの思想を持ち、独立した精神で生きようとする者のはずです。孤立を恐れず、連帯してゆく道を模索する。組織でありながら、規則を作らず。会費も無く。会員の範囲も明瞭でない。そうした方角を求めました。
去る事も、入る事も、何の負担も無く行えるようなあり方。
大きくなったり、広がったりする事を、良しとはしない集まりを求めました。

心地よい空気を求めて、その場その場を動いてきたと思います。
自給する、ご飯や味噌がおいしいのは、味覚ではないのです。
5体を通り抜ける心地よい、風のせいです。

 - あしがら農の会