NHKの視聴料は払いたくない。
NHKの視聴料を払いたくない。ニュースの質が劣化している。民放にはスポンサーが必要だから、ニュースがスポンサーにおもねり偏向すると言うことになるが、NHKのニュース内容と、民放の内容に大きな違いは無い。つまりNHKのスポンサーは政府と言うことになるだけだ。
NHKはニュース専門放送になり、批判精神のある質の高いニュースを流す必要がある。日本の世論が本質的に問題を考える、情報を提供すべきだ。日本を良い国にするための報道とは何かを、NHK自身が研究して行く必要がある。日本の未来を切り開く情報発信を真剣に取り組む放送局になって、はじめて公共放送の意味がある。
それが出来ないのであれば、今そうなのだが、視聴料をとるべきではない。大本営発表をやっているような放送局に、お金を払わなければならないのでは耐えがたい。民放と同程度の質の報道では、わざわざ公共放送を名乗るほどの意味は無い。NHKも調査報道を批判精神で行っていた時代はある。
ニュース以外で行うべきものは、教育番組だけである。学校に通わないでも教育を受けられるようにすべきである。日本の文化を育てる報道と言うぐらいの気持ちで、やってもらいたい。ネット情報より一段上の情報まで調べ尽くしたの質の高い報道である。
NHKは批判精神を失い、調査報道をしなくなった。事なかれ主義の政府への忖度放送局になった。NHK自身が主張する、公共放送の意味を失っている。この時代情報はネットで様々伝わってくる。無料情報が山ほどある。それを国民それぞれが自由に自ら選択できる。NHKに偏向して選択してもらう必要は無い。
音楽やドラマではいくらでも有料チャンネルがある。もしNHKもやりたいなら、組織を分離して有料チャンネルに加わればいい。どうしても料金を取りたいならば、放送ごとに課金してお金を取れば良いだろう。見たいものが見たい番組をお金を払い見る。
それが資本主義社会の原則だろう。良い作品が価格で評価されると言うのが資本主義経済。教育やニュースはそうは行かないから、公共放送として別枠で行う必要がある。競争の原理から逃れているNHKは独裁主義社会の国営放送と同じようなものになった。アベ・菅政権の得意技であった人事でNHK精神を潰したのだ。
作りたい番組を作るのにお金がいるというなら、スポンサーか、見る人からお金を取るほか方法はない。それが資本主義社会だ。高校野球も大相撲もNHKだけが放映するのだが、これも本来ならNHKとしては止めるべきものだ。見たい人がお金を払い、放送が成立しないならば、放送を止めれば良いだけである。
今の視聴料は余りに理不尽である。ともかく異常と言えるほど高い。せいぜい月額300円くらいだろう。これほどの不正義を厚顔無恥に続けている組織が、まともなニュースを報道できるとは思えない。批判精神を持つ、調査報道を公共放送を名乗るNHKこそ行うべきだ。
それをやらないからNHKは時代の使命からこぼれ落ちたのだ。国民はもうNHKを必要としていない。政府を忖度している放送は、害があるだけだ。今のNHK組織は、おかしくなっていることに気付くことすらないのだろう。意欲のある人はNHKを去ってしまったのだ。
ただNHKは自己保身のための主張が、視聴料がまるで義務のような言い草だ。ところがこの公共放送論にはまるで根拠がない。10年前ならともかく、インターネットがこれだけ浸透した時代に、もうテレビは誰もが見る物ではなくなっている。若い人達にテレビ離れは顕著なことだ。ここが一番肝心な部分だ。
個人的な話で申し訳ないのだが、石垣島もNHKの記者はいる。しかし、お願いしても「のぼたん農園」は取材をしない。何故だろうと考えている。取材依頼を沖縄本島の那覇支局に出しても価値がないと言うことなのか、取材に来ない。ひがんでこのように書くのではなく、やはりおかしい。
農園を見た上で情報価値が低いというのは良い。農園開設2年が経過しても、お願いしても、記者が一度も見にも来ないというのはどうだろうか。水牛による農作業を行っているのは日本では唯一「のぼたん農園」である。「ひこばえ農法」を日本で唯一行っているのものぼたん農園だけだ。「アカウキクサ農法」を行っているのも日本でのぼたん農園だけだ。見てみようという興味が無いのでは調査報道は出来ない。
取材価値は少しはあるだろう。農場を見た上で、くだらないと考える判断は良いが、取材もしないで、切り捨てるとすれば、それは公共放送と表明する者の取材姿勢であろうとは思えない。記者が石垣島にいて島を日々取材しているのだから、意図があって避けているような気がして成らない。
農業の未来への展望をもたない、公共放送だとしたら視聴料を払いたくない。それなのに払わなければ犯罪者になると脅かしている。ますます払いたくない。過去に理由があって払わなかったことはあるが、今は払っている。払うにしても気分はかなり悪い。
放送法にのっとりNHKは番組制作をしている。その目的を転記すると。
- 一 放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。
- 二 放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。
- 三 放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。
1,はすでに使命を終えた。インターネット時代である。
2,政府の圧力によって、表現の自由を曲げた。
3,NHKは健全な民主主義を育ててはいない。
以下のようにも決められている。
一 | 豊かで、かつ、良い放送番組の放送を行うことによつて公衆の要望を満たすとともに文化水準の向上に寄与するように、最大の努力を払うこと。 |
二 | 全国向けの放送番組のほか、地方向けの放送番組を有するようにすること。 |
三 | 我が国の過去の優れた文化の保存並びに新たな文化の育成及び普及に役立つようにすること。 |
石垣島で行おうとしている、伝統文化の継承であるのぼたん農園の活動はNHKとして、伝えるべき内容を含んでいるはずだ。毎年石垣島から相も変わらず、日本一早い稲刈りですと伝えるばかりでは、不足であろう。もう少し勉強してもらわないとならない。
日本一早いというか、遅いというのか、それこそのぼたん農園ではないか。何しろ年3回の稲刈りで、しかも継続して行くのだ。他の民放ならそれでもかまわない。NHKが放送法に則り行われているというのであれば、その取材は幅広く、まんべんなく行うべきだ。