5月2日の「のぼたん農園」の田んぼの様子
0番田んぼ「ゆがふもち」
アカウキクサが水面を覆っている。このような状態ならば、草は生えない。またこのアカウキクサが、肥料になる。アカウキクサは広がる前に、たかさぶろうがかなり生えた。手取り除草と、コロガシを2日行い何とか抑えた。
ユイガフモチは沖縄の奨励品種なのだが、九州で作出された品種。しかし、現在9葉期ぐらいであるが、余りしっかりした感じには成っていない。株は延びているのだが、分ゲツが少ない。6番も同じゆがふもちなのだが、どちらも同じように良くない。
1番田んぼ「とよめき」 すでに穂が出てきた。葉が15枚そろわないうちに穂が出てしまう。しかし全体から見れば順調な生育だろう。やはりアカウキクサが覆い尽くしているので、草は少ないが、無いわけではないので、手取り除草が一度は必要。
とよめきの場合、このぐらいまで来てから追肥をした方が良いかもしれない。少し色が薄い。倒れにくいから、穂肥は入れた方が良い。麦後の畑にも堆肥を入れたいので、牛糞堆肥を今日買いに行ってこよう。
2番田んぼ手前が「とよめき」奥が「ミルキーサマー」ここも順調な生育。手取り除草に2度ほど入った。コロガシはしていないがした方が良いかもしれない。
この奥で小学校田んぼを行う。12日が浸種になる。その前に草刈りをしなければならない。子供には歩けないくらいの草になってきた。どこも草の勢いがすごい。こんど、カメムシの調査に来ると言うから、虫の様子がわかるだろう。
3番田んぼ「ミルキーサマー」順調な生育。ミルキーサマーは分ゲツがとりにくいと言うが、まあまあこの田んぼは取れているようだ。このくらい行けばこの後まだ分ゲツが増えるはずだ。ここもどこかで追肥を考えておいた方が良い。
4番田んぼ「ミルキーサマー」60㎝角植えさすがに生育が良い。すでに分ゲツは十分、この調子であれば、30分ゲツぐらいになるかも知れない。そうなれば、収量もそこそこあるだろう。アカウキクサが覆っていて、草もほとんどでていない。どうなるかとても楽しみ。
ここは追肥はいらない。このままどうなるかもう少し様子を見たい。回りが空いているから、開張型になるのかも知れない。アカウキクサがなければ、これだけ間が空いていたら、雑草で大変なのだが、この点浮き草があるので、草の心配がない。
5番田んぼ「ゆがふもち」直播きでネズミにやられて、随分欠けている。一応育てたが、何か病気も出ていて調子が悪い。水もないことが多かったので、仕方がなかったかも知れない。ここは稲刈りしたら、代掻きをして、もう一度田んぼのやり直しをしたい。
6番田んぼ「ミルキーサマー」まずまずの状態か。3番と4番も同じ苗なのだ。そこに競べると遅れている。田植えが1週間遅れて、苗が痛んでしまった。立ち直ったのではあるが、大分遅れている。やはり、苗取りしてすぐ植えるというのは、生育に滞りが出来ない。
弱った苗が強い風にやられてさらに弱ってしまった。堆肥を撒いて、コロガシをして徐々に回復をした。中央が遅れていたが、何とか回復した。この調子で回復して行けば、もう少しすれば良くなってくるかも知れない。
7番田んぼ「とよめき」ここは直播き。生育は良い。始めて15枚の葉がでて穂が出た。穂揃い期。ここが最初のひこばえ農法に挑戦する田んぼになる。現在穂揃い期だ。稲刈りを6,7,8当たりでやりたい。一部の稲刈りは28日に行う。
やはり、12月4日播種と言うことで、15枚葉がでたのだと思う。同じ「とよめき」でもその40日後に播いた1番田んぼと2番田んぼの稲は13枚で穂が出そうである。やはり気温が高いと言うことが、十分に成長が出来ない一番の影響のようだ。
追肥は27日に行う。追肥と言っても次のひこばえのための追肥だ。
8番田んぼ「とよめき」水のない時期があり、今ひとつの状態。分ゲツが少ないまま穂が出てしまった。ここもひこばえ農法の試験栽培をする。かめ虫の調査は7,8番で行うことになる。