ロシアによるクライナ攻撃の日本への影響
ウクライナへロシアは軍事攻撃を継続している。武力によって石を通すことは許されない暴挙だ。ロシアはひどすぎる国だ。野蛮な体質が、未だに抜けていない。プーチンは狂気になるような権力抗争の中にいるのだろうか。旧ソ連邦の国がNATO加盟することが、それほどロシアの脅威になるというのだろう。
世界は武力に頼る世界にまた戻ろうとしている。そんなことで問題が解決するはずが無いのに、人間という生き物のいつまで経っても、成長できない野蛮さに絶望してしまう。ウクライナを力で押え込んだとしても、何にも良いことなど無いのが分からないのだろうか。
ロシアは原爆の使用まで示唆して、世界に対して挑戦をしている。これほど愚かな権力者が損沿いするのかと思うと悲しいし、怖い。プーチンは年密な計画の基にこの軍事侵攻を行ったにちがいないが、武力に頼るものの、大切なことを見ていない愚かさが際立つ。こんな人間に良いことなど無いに違いない。
世界はこの暴挙に対して、何も手を打つことが出来ない。これもまた悲しいが、NATOが自制したことは世界戦争になることだけは防げた。このアメリカは動けないという状況判断がプーチンの戦略の巧みなところだ。世界は経済制裁をするだろう。
しかし、石油に対してはむしろロシアの利益に成るだろう。資源大国のソビエトは戦争を歓迎するところがある。中国との外交関係は同盟国としてさらに連携が深まるだろう。中国経済の台頭で世界の武力の力学が変わりつつあるのだろう。
こうした計算に基づいて2022年にロシアはウクライナに軍事侵攻を実行した。これは第2次世界大戦以後最大危機だ。悲惨すぎる軍事作戦である。世界中の見方の虚を突いたのだろう。やるかもしれが、まさかやるはずが無いという予測の裏を就いて、軍事侵攻を何の抵抗もなく実施した。
世界はどこの国も傍観するだけである。経済封鎖でお茶を濁しているに過ぎない。どの国もよその国どころではないのだろう。これで世界経済は引き続き低迷することになる。経済制裁は抑止力には働かなかったのだ。経済封鎖はむしろロシアにとって有利な材料になりかねなかったのだ。
これは世界が新しい自体に突入したと言うことだ。世界は狂気を相手にせざる得ない時代に入ったのだ。ウクライナの軍事基地がまずミサイル攻撃を受けたらしい。当然のことだ。まず軍事基地を叩いて、反撃を出来ないようにしてから攻撃するだろう。
まったく人ごとではに。もし中国が台湾の併合を軍事的に行うとすれば、間違いなく、まず日本の軍事基地を攻撃する。日本の自衛隊基地からの、先制ミサイル攻撃どころではない。その前に石垣島がミサイル攻撃の標的になる。なまじの基地などあったところで何の役にも立たない。
この情勢の中、石垣市長選挙では基地推進派の中山氏が当選をした。日本の未来も暗雲が立ちこめてきているのだろう。しかし、これも選挙の結果である。この苦しい状況を噛みしめて立ち向かわなければならない。諦める訳にはいかない。
中国全土のミサイル基地を叩くだけの軍事力があるのならば、まだ抑止力に成るかもしれないが、日本のミサイルなど、知れたものだ。中国が本気で武力攻撃を準備したら、ひとたまりも無いのは目に見えている。ウクライナも、日本も同じことである。
どうやって国の安全保障を行うかを、現実を見据えて改めて取り組身を見直すべき時だ。日本は何しろロシアと仲良くして、経済の共同開発を行い、何とか北方領土を返して貰おうとプーチンにへつらっていた。それがうまく利用されたに過ぎないことが明白になった。
日本の経済はコロナ蔓延で低迷してきた。第6波の影響でもう一段の景気減速が言われている。そこへ、ウクライナで戦争が始まってしまった。ロシアへの経済制裁が行われる。ロシアは経済制裁の影響は小さいと考えていると見ている。
これから起こることを考えてみる。すでに起きているエネルギー価格の上昇はすでに一バレル100ドルになり、さらに20%ぐらいの上昇は起こるだろうと予測する。エネルギーが上がれば物価上昇が起こる。特に食料品の上昇は目立ってくるはずだ。
ヨーロッパはロシアからの天然ガスや石油の輸入が40%を占めている。これをロシアから輸入しないことになれば、その他の地域のエネルギー価格は上昇することになるに違いない。アメリカのエネルギー産業も息を吹き返すのかもしれない。
ウクライナは降伏させられる。圧倒的な軍事力の差がある。その時からロシア軍の支配が続くことになる。ロシアへの経済制裁は短くても数年は続くだろう。すでにコロナで疲弊してきている日本経済は、大きな影響を受けて回復できないところまで行く可能性がある。
世界での食糧問題が深刻化する。ロシアは小麦流通の18%を占めている。この分がたちまちに日本にも影響してくるはずだ。流通量が減少すれば、価格は上昇する。日本人の食料も貧乏人は米を食えということになるのかもしれない。
中国は食料輸入をアメリカからロシアに徐々に変更するだ
ろう。経済封鎖はロシアと中国の関係を活発なものにすることだろう。中国は漁夫の利を得ることになり、最も有利な立場に立ちそうだ。中国と世界との経済対立はより深刻になるのだろう。
ろう。経済封鎖はロシアと中国の関係を活発なものにすることだろう。中国は漁夫の利を得ることになり、最も有利な立場に立ちそうだ。中国と世界との経済対立はより深刻になるのだろう。
日本では株価の下落が起きそうだ。金余り減少で、投資先を失っているお金が株式にしがみつくことで、景気悪化にもかかわらず、株価はそれなりに維持されてきた。政府が株に投資していることがある。ところがいよいよ株の下落が始まる可能性が高まった。
ウクライナへロシアの軍事侵攻をNATOは抑止できないで、簡単に侵攻させてしまった。このことから、中国は台湾への侵攻もとめることが出来ないと考えるようになる可能性が出てきた。世界の不安定要素が一気に高まってきている。
日本経済は不況、物価上昇、金利が上がり始めるという、大きな試練を受ける可能性が出てきている。なるほど自助の国になった。自分のことは自分で守るほか無い。自給自足で行くほか無いと言うことだ。