石垣島自衛隊基地反対署名

   

石垣島では自衛隊基地の反対署名が進められている。中間報告が発表された。有権者数3万850人の内1万1013名の署名が集まっているという。記名署名である。これはちょっとすごい数ではないか。市長は自衛隊誘致に向っている。市議会では自衛隊基地誘致に関しての住民投票条例が否決されている。防衛省の概算要求が市長の判断、市議会の判断、住民の判断を経ずして決まった。現在、石垣島に基地が作られる瀬戸際まで来ている。何故、石垣島に基地が必要なのであろうか。少なくとも石垣島にミサイル基地ができることは、石垣島住民にとっては軍事攻撃を受けるリスクが高まるだけのことであるのは、誰にも分かりやすい事実である。しかも、自衛隊基地ができるという事は、同盟国アメリカの共同利用が忽ちに起こることだろう。アベ政権は中国との対立を意図して深め、世論を誘導して憲法改定に向おうとしているのだ。それに石垣島民が利用されるだけなのが、石垣島の自衛隊基地建設である。市長にはその見返りとしての裏の約束があるのだろう。そうとしか思えない暴挙が進んでいる。

安倍政権は仮想敵国中国に向けて、八重山諸島にミサイル基地の建設を進めている。これでは北朝鮮と同じ行為ではないか。与那国、宮古島にはすでに配置が決まり、設置され、建設が進んでいる。こうした行動は中国から見れば、北朝鮮の行動と何ら変わらない。人間は戦争によって何も解決できないという事を学習しなければならない。北朝鮮の核ミサイルの危険は日に日に高まっている。しかし、それを防衛するために八重山諸島に基地を作ることは抑止力には全くならないだろう。むしろ、基地を作ることで対立を深め、リスクが高まってゆくことになる。もし北朝鮮のリスクを減らすためであれば、中国ロシアとの協力関係を強めること以外に道はない。中国、ロシアの動向が北朝鮮の暴発を抑える唯一の方法である。アメリカや日本が北朝鮮と対立を深めることは、中国、ロシアはもしかしたら誘導している可能性もないとは言えない。すでに対立がある、仮想敵国としている国なのだ。中国とロシアが本気で北朝鮮を経済封鎖しない理由を考えてみる必要がある。

石垣島に基地がなければ、石垣島は軍事攻撃の対象にはならない。客観的に見れば間違いのないことだ。反撃もできない、関係のない島をわざわざ攻撃などする国はない。今の時代の戦争は、日本人の住んでいる島を占領するようなものではない。意味が有るから爆撃するのだ。基地をすでに設置した、与那国島と宮古島は攻撃される可能性が高い。当然すぎる現実である。宮古島も基地の建設を即座に中止すれば、攻撃を逃れることになる。しかし、与那国島は住民投票で基地建設を選択した。宮古島は市長選挙で基地誘致を選択した。石垣島ではうやむやのまま基地建設が進められようとしている。これではさすがに民主主義ではない。住民が選択するのであれば、それはそれで仕方がないことだ。見返りの期待であろうとも、自衛隊基地の恩恵を期待するのであろうとも、それは住民の判断で構わない。まず第一に住民が選択すべき重要な案件である。

石垣島はアジア諸国からの観光で盛り上がっている。年々の観光客増加は日本の中でも目覚ましいものがある。土地価格など小田原よりも高くなっている。世界一と言っても過言ではないほど美しい島である。しかも、豊かな文化的遺産も至る所にある島である。お隣には世界自然遺産になるだろう、西表島がある。音楽文化や、民俗芸能なども世界に誇れる島だ。日本最古の石器時代の人骨が発掘された島でもある。ますます未来が期待される島になっている。基地の島にしてしまう事は、全くの愚挙である。どう考えてもアジアからの観光客には抵抗があるだろう。私は島民ではないので、あくまで外部からの希望しか書けないところがもどかしい。しかし民主主義国家である以上、石垣島住民の判断の確認をしなければならないことは最低限のことだと思う。それをしないで、強引に進めることあってはならいことだろう。沖縄は防人になれなどという、沖縄差別の意識がどこかにあるとしか言えないことになる。

 

 

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