枇杷葉茶の作り方

   

 

暮れに干し始めたもの。

6日の状態。

いろいろのお茶を飲む。水分はなるたけ多く摂りたいと思っている。枇杷茶もいいものだ。カフェインが午後はだめになった。お茶一杯飲んだせいで、夜眠れなくなる。10年ほど前から突然カフェインに対する体質が変わって、そういうことになった。最初の内はなぜ眠れないのか悶々としたものだ。まさかコーヒー一杯のせいだとは思わなかった。眠る方法には長けていて、どんな場所でも、どんな時でも寝てしまうというのが特技だった。眠れないという自分にびっくりした。思い当たる心配事や後悔もないし。何か体調に異変があるのかなど思っていた。それが夜お茶を飲んで眠れずに、これだと思い当たった。そういえば眠れなかったあの日も午後コーヒーを飲んだという事を思い出した。カフェインには用心するようになった。それでもどこかの集まりで、ついお茶を飲んで眠れない一夜を過ごすというようなことを、何度か経験した。その後、午後になったらカフェインは口にしないと決めた。今でも年に1回ぐらいは失敗をして眠れないことがある。

そんな訳で、カフェインのないお茶をいろいろ飲むようになった。そば茶はそばの実を炒って作る。蕎麦の香りが強く出てなかなか良いものである。緑肥というか雑草抑えにそばを蒔くので、ときどき実を集めて作る。熊笹茶というものがあるので、熊笹の新芽だけを集めて煮出してお茶にしてみたら、甘みのある要するにタケノコの煮汁のようなお茶になった。柿の葉とかハト麦とか、いろいろ試してみている。フランスにいた時には安眠茶というカミツレ茶を飲んでいた。これは12種の野草茶だった。日本に戻ってから似たようなものを作って飲んでみたりした。ジャスミン茶というものを作ろうというので今育てている。垣根にしているのだが、今つぼみが来ている。

沖縄に行くといろいろのお茶が売られているので、カフェインのないものを見つけては、買ってきて飲んでいる。どれが好きとか、美味しいとかいうことはない。別段お湯でもいいのだが、何か味の有る物の方がマシというくらいのことだ。水分は出来るだけ飲もうと考えている。ただのお湯もよく飲むが、味が少しある方が飲みやすいというくらいのことだ。美味しいのはやはり、カフェインのある日本茶である。

コップで飲むことはないが、色がわかるようにした。パックに入れた枇杷葉もあえてコップに入れてある。色がこのくらいまで出るように入れた方が良いようだ。枇杷葉茶は身体の循環を良くするとか、咳が止まるとか書かれていることもある。時にはがん予防とまで書いてあるが、特にそうしたことは考えて飲むわけではない。家にあるものでお茶になって、そこそこ飲めるものを試しているに過ぎない。おなかの調子が良くなるのか、おなかがすいた感じになる気がするくらいか。いずれにしても、飲んで身体を壊したという事はない。

枇杷葉茶は作り方というほどのものではないが、一応書いておけば、枇杷葉は古めのものを取る。1週間ほど干す。完全に乾かないでも構わない。はさみで細かく切りな、焙じる。香ばしい香りが立ってきたら、ミキサーに入れて砕く。粉になっても構わない。湿気無いように缶や瓶に保存する。使うときは、お茶のパックの袋に入れて、10分ほど煮出す。スプーン2杯ほどで、400CCほどで作るが、好みで量は調整すればいい。煮出してから、しばらくそのままにして置くと色が濃くなる。

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