田んぼの緑肥栽培
2016/04/05
今年は田んぼで緑肥を栽培する。すでに秋起こしは終わった。まずソバカスを4体づつほど撒いて、その上からトラックターで耕した。1週間置いて、25日に緑肥の種まきをする予定である。耕しているうちに、11番の田んぼでトラックターが出られなくなってしまった。秋起こしをしていて、田んぼのぬかるみにはまり込むのだから、いわゆるどぶっ田である。何とか冬の間に改善をしなければならない。緑肥が土壌をよくすることはわかっている。また、緑肥をうまく利用すれば、草抑えにもなる。そのことをどのように数値的に表せるかと考えている。誰にでも再現可能な技術にしたい。まずその前に、緑肥を上手く栽培する方法である。ただ撒いてもうまくゆく田んぼもあれば、丁寧な栽培をしなければしょぼしょぼにしか成長しない田んぼもある。寒い場所や、日当たりの悪い谷戸の田んぼは、冬の条件はさらに悪くなるので、緑肥があまり伸びなかったりする。
今の田んぼの状態である。この後から出てくるいねの芽「ひこばえ」とよぶ。ひこばえの状態で、田んぼの状況が判断できる。毎年同じ頃に刈り取る。そしてひこばえが必ず出てくる。もちろん気候の違いもあるのだが、それだけでなく、稲の根の状態と、土壌にの力も表している。気候的なものは他所の田んぼとの比較をしてみるといい。ひこばえのが大きく育つ暖かい年もある。そうした中で、自分の田んぼの毎年の変化を確認しておく。表土に白く見えるのはソバカスをまいた様子。ソバカスを継続的に入れているのは、ソバカスの分解に有効な微生物にえさを与えているつもりだ。
25日に緑肥の種をまいた。クリムソンクローバーが10番と11番。麦とヘヤリーベッチが2番。レンゲとヘヤリーベッチが1番。麦が8番。などなど。耕したところに種をばらまきして、トンボやレーキで少しかき混ぜた。そのあと上から藁をまいた。2時間ぐらいかかった。