たまねぎの栽培

   

タマネギは力を入れているのに、上手く行ったことが無い。タマネギは毎日1個365個必要と考えている。だから、400本の苗を植える必要がある。昨年は苗トレーで種まきをした。売られているよりは小さいものだが、良い苗が出来たと思った。しかし、これを植えて、結局は大半が小さなものしかできなかった。4つ原因が考えられる。一つは草に負けてしまう。2つ目は土壌の酸性が強い。3つ目が苗が良くない。4つ目は水分の状態が悪い。苗はことしはつくらなかったので、購入するしかない。2つ目の原因である。酸性土壌はホウレンソウが全く出来ないのだから、間違いなく影響している。そこで今年は、クン炭を使うことにした。草抑えにも成ると言う事で、クン炭を蒔いてやる。そして最も影響が強いと思われる。草を取ることである。頑張って草を取り切った所はそこそこできたこともあるので、他のこともある程度の影響はあるが、主たるものは草の影響と考えられる。

草について言えば、叢生栽培を基本にしているので、ある程度止むえない。タマネギだけは草を生やさないという事もあるが、どうも植え方が悪いのか、草が取りにくい。土がサラサラしていないという事もある。100個以内の時はまあまあ管理が出来たが、400個となると草負けと言う感じになってしまう。そこで今年はベットを高く幅を狭くしてみる。80センチ巾ベットにして、20センチ間隔で植える。それでベットの長さが、50メートルくらいの予定。つまり、17メートル×3本の畝。ベットの高さは25センチくらい。間の通路が、40センチくらいになった。ここはしっかりした通路にした。通路に椅子が置けるくらいである。座って、簡単にベットの上の草が取れる状態にした。初期の段階では、削っ太郎で削る。それが出来る土にする。冬の草は、見た目より根が深い。はやめの手取りが効果的かもしれない。

酸性土壌については、久野の傾斜地では足柄平野部とはだいぶ違うようだ。小田原でタマネギが良く出来ている地域は、土壌水分も多そうだ。田んぼもあるような地域で、粘土分も強い土地のようだ。土壌が向いていないとして、改良の方向としては堆肥を入れること。すでに1か月前、鶏糞堆肥をしっかりと入れた。次にベットを作る時にしっかりとクン炭を入れ込む。様子を見ながら、再度クン炭を表面に蒔く。追肥と草抑えを兼ねて、堆肥を良い時期多分1月ごろににもう一度蒔く。この時に敷き藁が出来ればいいが、ソバカスを蒔く所も作ってみる。昨年も色々やらなかった訳ではないが。良いタマネギは出来なかった。まだ原因はよく分からないが、このあたりの畑では、タマネギが良く出来ているというのを見たことが無いので、よほど土壌を改良しなければいけないかもしれない。土が乾いたら散水するのも必要かもしれない。

タマネギほど、日本の食事に適応した野菜は無い。江戸時代はなかった野菜である。明治に導入されても、本当に広がるのは戦後のことである。中華料理でも本来タマネギは使わないと聞いたことがある。ニンニクやラッキョウは古くから使われていたのに、何故、中国にタマネギが入らなかったのだろう。いずれにしろこれほどタマネギが日本で食べられるようになったのは、食事の洋風化と連動している。子供の頃の境川では、それほど食べなかった記憶がある。作りにくかったのだろうか。しかし、本来乾燥地域で出来た野菜である。何か工夫があるはずである。敷き藁をするのが良いのかもしれない。ともかく部分的にでもやってみよう。

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