7月の農作業

   

田んぼも落ち着き、一安心である。今月の大切な作業は大豆の播種である。土中緑化法をもう一度試みる。岡本さんからの資料によると、稲葉さんの方法では、断根の理由は根の性格を変えてしまうことににあるようだ。本来大豆の根は窒素分の吸収力は弱い。つまり根粒菌の作用なので窒素肥料が多いいと、葉ぼけになりやすいとされてきた。しかし、一度根を切り、再生された根は窒素を普通の植物の根のように吸収できるというのだ。昨年は、肥料は殆ど与えない栽培であった。その為窒素肥料不足になり、思ったほどの収穫が出来なかった。これはあくまで仮説であり、もう一度試してみる価値はあると考えている。予定では、6月29日大豆の種まき。これは終わった。根がトレーの底からが出たら緑化。そして、2日後土をかぶせる。そして7月8日断根、さし苗。このあたりで、大豆畑の耕運と、堆肥撒き。7月16日畑への苗の定植。という予定である。

現在、大豆栽培参加者募集中である。1月に味噌作りから、できれば醤油作りまで行う。興味ある方は是非参加して下さい。費用は実費をみんなで負担する方式なので、自分でやるよりはるかに安いはずです。放射能については、昨年の大豆が2ベクレル以下の不検出だった。土壌も通常値と変わらないので、今年は、ほとんどない状態になると思います。大豆の種まきは、苗トレーに土中緑化法で蒔く。トレ―20枚ほどに2キロ種を蒔けばいいだろう。必要量は昨年の計算では、50枚のトレーに一枚70本苗を作れば、3500本になり、畑の方が、10畝あり、一畝350本植えられる。1畝6列だと、一列58苗。30センチ間隔で植えて、17メートル。ということになる。大豆畑の準備としては、そろそろ堆肥を蒔いておく。8日前後が中干しなので土が乾いた所で、耕運する。隣の田んぼとの間に通路を作り水の浸入を防ぐ。8日には、苗の断根と芽を切る。そして差し苗。ここからは出来る限り、素早く栽培しないと、16日の苗の植え込みに間に合わない。

7月は田んぼの草取りである。今のところ稲の生育は順調なので、草も順調に出るに違いない。コロガシは始めているが、充分に行い、草に負けないようにする。縦横を2回づつやるのが基本。これは土壌の活性化にもなる。田んぼの中を歩いて回るので、土の状態の確認になる。腐敗臭のする所、生育の悪い所。水の回り方。くまなく見て回り。稲をとことん観察する。コロガシというだけでなく、田んぼの観察と考えた方がいい。土が湧くようなら、コロガシを増やした方がいい。どの段階で干しに入るかも、見極める。今年は干しを入れる。干しを入れた場合と入れない場合でどのように変わるのかは、楽しみである。ソバカスを使わなかったらば、生き物の発生が激減した。同時にトロトロ層の形成も少ない。石垣が崩れたので、一部水の行かない部分が出来た。この水が行かない所の稲がどうなるかも観察材料。

トオモロコシも食べごろになるので、ハクビシンに食べられないように気おつける。サツマイモが草に埋もれないように気おつける。昨年、草負けして収量が少しすくなった。かぼちゃの生育が気になる。最初にウリハムシで弱った株の回復を計る。夏野菜の管理を気おつける。台風4号でやられた、作物の回復を計る。今月は何としても竹藪の整理。これが遅れている。果樹畑の草の整理も行う。先月は何故か農作業の累計時間75時間にもなり、一日平均でも2時間30分になる。これは自給農業としてはまずい。7月はそう言うことにならないように合理的に進める。

昨日の自給作業:コロガシ2時間 累計時間:75時間

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