生ごみ堆肥化の課題整理
生ごみ検討委員会は10月5日3回目の検討委員会が開催される。公開されている。3回目は外部から人に来てもらい話を聞く。こうした事も、全て行政の出すスケジュールに従い行われている。行政から、第2回行われた。各委員が提案した意見を整理したものが、送られてきた。第2回では、事前の議題の通知もなく。第1回の取りまとめもなかった。突然委員会の進め方を、行政から提案され、それに従い、委員会が行われた。
その議題は〇堆肥化による課題整理を行う。「家庭の課題。」「地域での課題。」と言う提案であった。議論もなく今から15分で、紙に書けと言うのである。無理だからダメダと言うが、強引に進められる。それで良いという委員がいたの不可思議。それなら、「行政の課題」を入れるべきというが、どうしても入れない。案の定取りまとめの文章では、完全に行政の視点での課題が欠けている。トライフォーラムでも同じだが、行政は自分に意見が向いてくることを極度に怖れ、ごみの減量の責任を、地域と住民に限定しようとしている。
1、 地域での取り組み、家庭での取り組みと言う区分けが、やはり生ごみ堆肥化の問題の分析に問題を生じている。「行政が行うべき取り組み。」と言う形が委員会で指摘したとおり必要。そのために肝心な部分が抜けた課題整理になっている。
2、 ごみの問題の一番の当事者が行政である自覚が必要である。ごみ処理は小田原市行政がその責任で処理を行っている。にもかかわらず、家庭と地域の問題として、とらえる事では矛盾している。家庭と、地域で解決できるような問題ではない。
3、 また、検討委員会において、行政が議論の方向を決めている。こうした形で、一方的にリードする事は許されない。今後は委員長が指導力を発揮して、議論の方向を作り上げてゆかなければならない。そのための議論が行われる必要がある。時間が足りないので、そのための臨時委員会の開催が必要である。
4、 このままでは形式的な議論に終わる可能性が高い。生ごみの堆肥化に取り組むという前提で、どうすれば可能かという検討をしなければならない。その経費的な検討を含め、実現案を提案する所まで進める必要がある。
5、 今後の取り組みにおいて、後3回で検討をまとめる事は到底不可能である。実質6時間程度の検討で、小田原の生ごみの堆肥化案が決められると考える事が、おかしい。至急、検討委員会自体の枠組みの変更が必要である。
6、 検討委員会に課題ごとの小委員会方式を取り入れる。課題別に充分精査する必要がある。時間の制限なく、とことん議論し煮詰めて、委員会に提案する。このままでは、形式論議に終わり、後で後悔する様な、結論が委員会のとりまとめと言う形で出されかねない。
7、 第2回では行政が進め方を一方的に決めた。行政は検討委員会に口を出すべきでない。第3回以降の進め方は委員が協議して、決めるべきである。第2回のような拙速な進め方では、重要な課題が抜け落ちる可能性が大である。
8、 広域化が堆肥化の結論を待たずに進む事がない様にする。広域化自体が、政府の方針の変更で、大きく変わる可能性がある。補助金だけを目標にする広域化でなく。ごみ自体を小田原はどうするのかと言う、大前提の議論がなされていない。その意味で、この堆肥化委員会は小田原のごみ処理がどのように行われるかを、検討せざる得ない。
9、 今の進め方では行政の指示による、行政の方向付ける結論ありきの委員会になっている。他の委員会では、進め方自体を委員が決めている。
10、 専門委員がいない為に議論の進行を、大所高所から見れる人間がいない事態に陥っている。
11、 行政の役割としての課題整理を行う必要がある。トライフォーラムでも、市民の減量化において行うべき事と、議論を限定していた。ごみを減量するには行政の仕組みが一番の課題であることに自覚が欠けている。
12、 課題別小委員会は、1、堆肥化施設。2、生ごみの集め方。3、コストの精査。
昨日の自給作業:田んぼ草刈、1時間 累計時間:10時間