すずしい夏
不安を感じさせる、すずしい夏が続いている。北日本を中心に低温、日照不足が言われている。八月に入って、早朝から夕方まで一日農作業ができた。これはちょっと経験がないことだ。身体が楽なのはありがたいが、このまま夏が終わってしまったら恐い。そんなことはないようにと祈っている。6時から1時間半。トオモロコシ、カボチャ、キュウリ、キャベツ、の種蒔きをした。松本さんの勉強会での指示通り、「8月1日」にやりたかった。分かりやすくやっておけば、後で役立つとおもって、この日まで我慢していた。トオモロコシ以外は育苗トレー蒔きである。育苗の土は作っておいたものだが、乾かさないように管理して置いた。乾くとミネラルが結晶化すると言う事を、石綿先生から教えていただいたからだ。苗土は、山土を中心に僅かにピートモス、クンタン、木屑が混ざっている。山土は実はとても重要と考えている。どこの土でも良い訳ではない。気にして使ってみると、いい苗を育てる山土は限られている。
9時からは大豆の補植と草取り。急遽やった排水溝の整備。すごい勢いで、水道を思い切って出しているくらいの水量が、流れ出ている。それなのに、水位が完全には下がっていない。まだ排水しないと、土が腐敗しそうだ。全体の水路の高低を調整して、排水口に水を回るようにした。それでもまだというので、上の田んぼからの漏れをふさいで歩いた。これがなかなか、困難な作業で、他所の田んぼだし、出来ることは限られている。それでも、最終的にはかなり水を止めることができた。12時30分に帰ったが、そのときにはかなり減水した。大豆の生育は悪くはないが、あれで700本くらいは植えたのではないか。すごい量あった。昨年とは苗の数が違う。50%は多く植えたのではないか。草取りがその分やりつくせなかった。みんなが終わって、帰って荷物も片付けた。そこまで行ってから、苗がない所があるということになった。植え出したら、あっちもこっちもで、100本以上植えることになった。
午後は、鶏の世話をして。5時から、田んぼの草刈。畦は3回目の草刈になる。年5回の草刈が標準回数。田んぼの中で拾い草。少ない事は少ないが、それでも結構ある。あるところにはある。あるところは冬のクリムソンクロバーの少なかった所。ソバカスが充分に回らなかったところ。田んぼに入らないとわからない所。詰まりソバカスが蒔きにくかった所。場所を考えて、ソバカスを多く撒くべきだった。それでも、ヒエはなかった。これは深水の成果だろう。草の色がドンドン濃くなっている。結局、草の色が濃い所は草も少ないところ。田んぼは順調ではあるが、天候の為だと思うが、いっきの伸びがまだない。この後に期待するしかない。下の方にある、鬼柳の田んぼはとても大株になっている。相当にぱらっとしていた田んぼが、ほとんど水面が見えなくなってきた。草はこちらもほとんどない。
一日身体を使ったが、大丈夫だった。それは夜、最小限の家で集まりをするからだ。生ビールを思いっきり、飲むぞ、と思うと全然疲れなかった。酒匂の花火を最小限の家から眺める。これが案外にいい位置なのだ。山の端にぱっと上がる花火。遅れて届く音。月もいい位置に耀いていた。花火より、生ビールの方に気を取られていたので、途中から、ろれつが回らなくなった。相当に飲んだのだろう。最小限の家に20人以上がいたのだから、結構入れるものだ。大豆ののこり苗の植え付けを今日行う。山の畑では、大豆はなかなか出来なかったので、西大友の大豆の会のものと、比較しながらやろうと思っている。畑の準備はしてある。出来れば遅れていた、長ネギもまだ苗が売っていれば、買ってきて植えよう。
昨日の自給作業:7時間 8月の累計時間:7時間