インフルエンザ
インフルエンザというと、鶏の方と人の方の二つある。両方で気になる情報が出ている。鶏の方は幸いなことで、韓国でも、もちろん日本でも発生がこの冬はまだない。中国では山西省、湖南省で今年始めに3人の感染が確認されている。これで中国の感染確認は34人目で、死亡者が22人と言う事である。現在ネパールで鶏の集団感染が起きている。しかし中国では鶏の感染は発表されていない。にもかかわらず、1月6日7日と人感染が起きている。どこから来たのか気に成る所である。鳥インフルエンザについて、今後どんな展開があるかは先進事例がある。インドネシアや中国である。中国ではここ1年なぜか鶏の集団感染がないままに、人の感染が起きている。もちろん正確な所など誰にもわからないが、世界では騒ぎになっていら6年間397例が確認されている。徐々に減少してきている。しかし中国の問題は気になる。
それは鶏の発生がないにもかかわらず、人の感染が起きている背景は何か。中国では鶏に対するインフルエンザワクチンがある。一年ほど前にカラスへの感染が香港であった。その後も鶏への感染は報告がない。ワクチンを使い始めると、どうなるかも中国について、正確な追跡調査の必要がある。そうした環境下で人の感染が続いて見つかて居る理由は。何が起きているのか。ワクチン由来と言う事は無いか。可能性もないか。もし、これがワクチン由来であると、大変複雑な厄介なことになる。自然というものには、厄介な病気でも吸収してしまう力がある。ウイルスの突然変異と言う事は、繰り返し起きてきたことで、生命の発生以来何百万回も起きていることであろう。それを自然が様々な、例えばその感染する宿主とも言える種類の生命が絶滅するなどという形で、収束を繰り返してきた。
もう一つの気に成ることは人のインフルエンザウイルスの変化での、タミフル耐性インフルエンザウイルスの登場である。これはたまたまの事でなく、必然の事と考えた方がいい。突然変異と言う事で、変異の理由はあらゆる所にあるだろうが、ウイルスというものは結構変異をするものらしい。わずかづつ変化をしているので、どこから感染が始まりどこに到ったか、などという追跡も後からできるらしい。この変異をしやすいという正確からすると、変異して、タミフルに耐性のものが、増える。こう言う事が一番推測できる。所が即座に「タミフルに由来する、変異ではない。」と言う事だけが根拠なく発表された。何かではないと確定するのは、変異の原因を探ることと同じくらい難しい。変異というものがなぜ起こるのか。このことがまだ解明されていない。
以前からタミフルはさしたる効果はない。効果があるとしても感染から、2日以内に服用した時とされている。10代の患者には基本的に使わないことになっている。現在、政府はこのタミフルを備蓄している。これに対する批判も強いこともあり、タミフルの耐性ウイルスの登場には神経質なのだろう。鳥インフルエンザが日と人感染に繋がるかどうかは、まったく不明である。今自然が吸収できるか。ウイルスがさらに変異して人感染に繋がるか。勝負が続いているのだろう。少なくともWHOが予測した、感染拡大の経路には進んでいない。まったくの予防措置すら取らない、インドネシアでも感染例は急速に減少していた。この理由も難しいのだが、タミフルを備蓄させようという、強い力が働いていることは確かだ。