桑原冬季湛水たんぼの報告

      2016/08/07

2005年 桑原下河原地区169,60㎡の水田を、冬季湛水農法によって稲作を行った報告を致します。

○ 当初田植えには専用田植え機が必要という事で心配しておりましたが、全く問題なく、一般の田植え機で田植えが出来ました。
○ 雑草については、全くと言って良いほど生えませんでした。
○ 収量については反当り、10俵を越えました、良好と思われます。
○ 肥料は全く無肥料で行いました。農薬も全く使いませんでした。
○ メダカや水生昆虫や巻貝が、多数見られました。
○ 水鳥が多数来ていました。タゲリ、カルガモ、ダイシャクシギ,
○ 作業時間については、田植えに1時間、稲刈に2時間30分、後は水廻りと周辺の草刈、と言う全く手のかからない状態でした。
作業内容 と観察記録
1月19日 地主さん、生産組合長に挨拶、 生産組合長から、問題点の指摘あり、その環境支援を
頼むが、頼りない反応。
1月19日 チップを入れる 草はそこそこある、水草はないようだ。
1月20日 県土木より人が家に来る 実験水田に行政の支援をお願いする。
1月23日 水を入れる。 取り入れ口を探すのに苦労する。
1月30日 1週間して、水は満水になる。 水鳥が来始める。水位は8cmを目指すが、困難。
2月3日 水を四時間入れないと、8センチ減水する。 草が浮き始める。資料の提出を協議会より要請される。
2月4日 細めの水で安定する。 土の様子が変わってきた。草は枯れないものも多いい。
2月11日 水の出入り口の調整 タゲリが田んぼでえさをついばんでいる。この後毎日来る
2月15日 水の出入り口の調整 入水口が詰まる事がある。もっと大きな入水口にしたい。
4月23日 草を取る 草が有るが、多くはない。30分で取る。下の田んぼは
三㌢の為草繁茂
5月16日 水が減る 水の減水の為、土が露出する。土はやはらかい。
6月7日 水を止める 代かきをした状態になる。
6月8日 普通田植え機による田植え 沖津さんから頂いた、箱苗の、「まつりばれ」
6月末   メダカが泳ぎ出す。
8月 中干しはしない。 沖津さんから、畔を超える水について注意を受ける。
9月21日 入水を止める 排水もすべて行う。
10月14日 稲刈 中田さんと2人 2時間半  反当り収量617、45キロ

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