めだか
神奈川県ではメダカは小田原北部のみ生息しています。
主に桑原・鬼柳地区には豊かに生き残っています。
この地区は、酒匂川からの湧水が豊富で、人間の様々な仕業を耐え切ることが出来たのです。
その桑原地区の田んぼ地帯に、止めを刺すように都市計画道路が作られます。
メダカ達の為に何が出来るか、活動をしています。
メダカ協議会、市民メダカ会議と2つの行政と市民と、地元農業者の集まりがあります。
私のこの会議に対し以下の考え方で係っております。
1、 めだか生息地の環境保全を行う為には、地域に残された農業を、特に田んぼが継続されて耕作される事が、どうしても必要である。これに道路が現状のまま進められれば、これがきっかけになり、農業を止めてしまうことが予測される。
2、 道路の作り方をいくら工夫した所で、道路が出来る事で田んぼがなくなるなら、めだかをはじめとした、生き物は大打撃を受けるだろう。
3、 田んぼが法や条例で保全されることは望ましいが、それだけでは田んぼの維持は難しい。市民の中にある、小田原の現風景である、桑原の景観も含めて、この地域への愛情が湧く形が出来なくてはいけない。
4、 一部の田んぼを農業公園的な、核となるものを作ることが、この地域の農業環境を守る、手立てになるのでは。この地区の田んぼが特殊なもので、この特殊性は長年の調査で明かだと思うが、保全して行く必要が、行政も、市民も、そして地域の農業者にも、わかりやすいものにしなければならない。
5、 さくら土手前が適地と思われる農業公園への市民の参加が、残された農業を守る為には必要不可欠な事である。
6、 単に経済行為としての農業を見たのでは、結局は消えて行くだろう。必要なのは農業環境を大切なものとして、市民の暮らし全体にとっていかに大切なものであるかが伝わるようにする事である。
7、 市民が参加する田んぼを核にして、この地域の応援団を形成する。この田んぼは農業公園として、行政が所有する必要がある。出来なければ借りうける。
8、 市民が参加して行くにはそれなりの施設が必要である。
この中でいくつかの事は実現できそうになっています。