東アジア諸国でコロナ死亡者が少ない理由

   



 崎枝のこの場所を毎日描いている。すばらしい場所に出会えた。素晴らしい田んぼなのだ。田んぼに降りてしまうと田んぼの全体が見えない。高い場所が全くないので、この場所から見る以外にない。昔に比べると田んぼの面積は三分の一くらいになっているらしい。カピラ集落の方の田んぼである。

 日本もコロナウイルス感染の山場は超えたようだ。又次の感染が始まらないかと、心配ではあるがひとまず良かった。落ち着いてきた死者数と入院者数を見ると安心できる。年寄として、当分の間気を付けて行動しようとは思うが、だいぶほっとした。気分も日増しに良くなっている。

 それにしても不思議なことはベトナム、台湾、韓国、シンガポール、そして日本などは欧米諸国に比べて、死亡者数が少ないと言うことだ。何か理由があるはずだが不思議なことだ。欧米と生活習慣が違うとしても、一桁以上の死亡者の違いは何か民族的なウイルスに対する抵抗力が働いているのかもしれない。

  「新型コロナは過去に、中国や東南アジアで発見された複数のコロナウイルスとよく似ています。ゲノムは、SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)を引き起こすコロナウイルスとも非常に似ています。これらのウイルスと同様、コウモリなどの野生動物から人間へと感染したとみられ、驚きはありません。むしろ、これからはもっと多くのウイルスが動物から人間へとうつるでしょう」ーーーデニス・キャロル元米国際開発局新興感染症室長

 新型コロナウイルスは東アジアでは感染力が弱いためか、死者の数も大分少ない。生活習慣の違いや、衛生観念の違い。マスクをする習慣などいろいろ言われているが、過去に似たようなウイルスで弱毒のものが蔓延したことがあるのではないか。と私は想像している。

 武漢発のウイルスであるとすれば、過去にも東アジアではこのウイルスの流行の体験があったのではないだろうか。あるいは同類で弱毒型のウイルスの広がりが起きたことがあるのか。何かこの背景には理由があるとしか思えない。しかし、この推測では何故中国武漢での死者数が別なのかが分からない。

 当初はヨーロッパでウイルスが変異したのではないかと思った。ところがそういうことは今のところ小さいとされている。確かに小さな変異は起きたが、日本で今流行しているウイルスに関しては同じであるとされている。

 本家本元の中国武漢で起きたことの方に、何か特別のことがあったのかもしれないと思う。中国の他の都市での感染拡大は予想に反して小さく収まった感がある。武漢が医療崩壊で死者数が爆発した。しかし、他の都市では日本と同程度の感染拡大と死亡者で収まったとも言える。

 武漢での対応が余りに良くなかったというこのなのかもしれない。いわば見殺しにされたような感じがしないでもない。武漢の1200万人を全員PCR検査をするらしい。その中でもう少しこのウイルスのことが分かるかもしれない。

 武漢から500万人が脱出したとも言われているから、中国全土で広がれば100万人というような死者数になっても何ら不思議ではなかった。所が意外に感染は拡大していない。医療崩壊をしなければ、中国の死者数は欧米と比べて少ないとも言える。

 やはり、東アジア全体にこのウイルスに対する交差免疫のようなものが存在するのかもしれない。可能性はある。原因とされるコウモリや、ハクビシン、あるいはセンザンコウなどは中国のものだ。そこから過去に人感染が起きたことがあるのかもしれない。ただ、そうした病気が感染症と認識されずに過ぎたのではないだろうか。

 もしそうだとすれば、抗体検査を詳しくして行けば、その理由は見つかるかもしれない。それにしても早く抗体検査はしなくてはならない。余りに遅いのでやきもきする。そして抗体のある人には抗体バッチを配るべきだ。そして抗体のある人は、感染を疑われる人の対応の最前線で活動して貰う。

 医療関係者や救急の関係者はもちろんのこと、人との接触の濃厚にならざるえない職業の人には抗体バッチを利用して貰う。日本では東京でさえまだ、0.6%の抗体を持つ人の割合と言われている。この6万人の人々は貴重な方々だ。感染を広げないためにも抗体保持者は何らかの役割をになってもらう必要がある。

 あらゆる職種で人と接触の多い部署は抗体のある人が担当する。抗体のある人が、出勤して行わざるえない仕事を担当する。負担は大きくなるかもしれないが、しばらくは特殊な対応が必要な状況ではないか。

 


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