麦の収穫

   

今年麦の栽培を3種類+1やってみた。一つが2条大麦。麦茶用である。麦茶にするとおいしかったので、今年も2畝だけ作ってみた。昨年より実入りが悪かった。悪いようだが10キロはあった。現在14%まで乾いている。5月中に倒れてきたので、20日ごろ刈り取り家の中に干してある。もう一つが田んぼにばらまきした、緑肥用の大麦。記憶では品種は春雷だったと思う。これは緑肥の試験栽培であった。結果次第で来年も使いたいと思っている。ヘヤリーベッチと併せて蒔いてみた。秋、田んぼが終わってから、何もせずただばらまいただけである。それでどの程度発芽し、成長するのかを試験したかった。ヘヤリーベッチも大麦もあふれる様に茂った。田んぼの荒起こしをした日に、5月23日に良い実になっているし、種にするくらい取っておくことになった。種子を購入するのではもったいない。穂だけ集めた。それを干してあった。田んぼは参加者が多いいのでこういう事をやってみる気になる。大麦は家の中に干しておいた。1キロ蒔いたと思うが、13キロ位になった。5キロほど来年の種に残して、あとは麦茶にしてしまおうと思う。

そして家の畑のニシノカオリ小麦。これは今までで栽培した麦の中で一番良く出来たと思う。100㎡ぐらいに小麦の会で、余った種を蒔いたのだが、下の畑は土が良くなっている。一面の麦という美しい情景になった。実り過ぎで倒れた所が一部あった。全体が倒れるギリギリの所だった。バインダーで刈って、ハザがけをして干した。雨の前にハ―ベスターで脱粒をした。粒張りはとても良い。これが40キロあった。予想ではもう少しありそうだったが意外に少なかった。最後になったのが、小麦の会のニシノカオリ。7日が麦刈をおこなった。いよいよ梅雨入りなので、タイミング良くコンバインを入れる事が出来た。水分量は23,5%だった。家のニシノカオリとほぼ同じ水分量だ。刈り取りは1週づれた訳で、山の畑と家の畑では、1週違うと言う事になる。

小麦の会の畑は、出来にばらつきがある。昨年悪かったあたりには、大目に堆肥を入れたら、今年は良く出来ている。全体に上の方の出来が悪い。表土が雨で流れたという意見があるが、感じとして、畑が下の方に少しずつなだらかになってきた。その分上の方が作土が真土になってきたという事ではないかとみている。コンバインで刈ってそのまま、乾燥機に入れた。送風だけで循環している。今日取りだす予定である。コンバインも、乾燥機も頂いたので初めて使った。私には上手く使えなかったのだが、若い参加者の人が、機械の取り扱いに詳しく、どんどんやってくれた。コンバインが紐が上手く結べなかったので、裁断して蒔いてしまった。そこに鶏糞堆肥を50袋入れて、直ぐにトラックタ―で耕した。すべてが終わったのが、4時だった。

2条大麦はビール小麦である。ビール好きとしては、何とかビールまでやりたいと考えているのだが、そうなるとホップの栽培である。ホップの苗は育てているのだが、今年花が咲くまで行くのかどうか。花がもし咲けば、麦芽を作り何とかビール作りに挑戦したい。春雷大麦は麦茶にしたいと考えている。みんなで、大きなかまどで一気に炒りたいと思う。自分の家で少しづつやっていると、飽きてしまう。小麦はなかなか良さそうな出来である。今年こそ良いパンになるのではないか。是非とも試してもらいたいと思う。私はヌードルメーカーで大いにうどんにして食べるつもりだ。麦をあれこれやっていると、つい製粉機が欲しくなる。家庭用の良いものがあればと思うのだが、なかなか手が出ない。

麦の会の収量のまとめ。面積は7畝。品種はニシノカオリ。種籾分7,5キロ。乾燥機投入分220キロ内笹村分が20キロ。乾燥機の最低投入量に合わせたため。乾燥後の重量が181,5に減少。内、笹村分は乾いていたので10%減と考えて、18キロ。麦の会の小麦は163,5キロ。その後、機械を清掃した結果。5,5キロ出てきた。これは汚れもあったので、種籾に合わせる。その結果種分が13キロになった。収穫としては、176,5キロとなった。反収で252キロとなる。全国平均が383キロ。小麦はまだまだ栽培のレベルが低い。分げつが取れないことは当初の肥料不足。追肥をしていないためもある。

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