自治会長体験折り返し地点の報告

   

舟原からの眺め 中盤全紙 これからもっともっと描いてみたい所である。

舟原の自治会長をやらしてもらって、半年が過ぎた。中間報告を書く。自治会と言うのは、多様な人間で出来上がっているというのが、一番の感想である。当然のことで、地域の暮らしが多様化している。その結果想像以上に多様な人間の集合体に変化している。舟原の自治会長と言っても、実際の仕事としては、久野連合自治会の仕事が多い。仕事はいわゆるボランティア的なものの、動員と言う感じが多い。例えば、ゴミを減らすにはどうしたらいいかという地域での目的がある。こういうことは、自然養鶏で暮らしてきた根本の問題である。自然養鶏での餌は、地域の食品廃棄物である。ゴミに成るものを、有効利用して農業を行う。また、段ボールコンポストの普及に熱中したのも、生ごみを堆肥化して有効利用しようということだった。連合自治会でのごみ減量の取り組みは、分別の徹底と言うことである。分別の徹底を進めることももちろん重要である。しかし、現状の暮らしを考えると、その徹底は学習だけでは、改善できないと思う。

自治会の仕事では、そうした自分の個人的な考えは出さないようにしている。分別講習会にも参加するし、ゴミ焼却場の勉強会にも行く。決められたことをこなしてゆく、ということに成る。先日は、自治会長会議の席に紙ごみの3分別処理について、紙業者の方が説明に見えた。この紙分類法による紙再利用が行き詰っていると考えている。もっとシンプルなものにしなければ、今後さらに紙ごみが燃やせるごみに混入するというのが、昔からの私の考えであった。それは、ごみ検討委員会のメンバーだったときに主張していた所である。その考えを発言しかかってしまった。分別講習会で勉強すれば、紙分別は可能だということが連合自治会の総意だった。ごみ処理でいえば、ごみ有料化を検討して行くことが、ごみ減量の有効な手立てはないと考えている。しかし、そういうことを話し合う場ではない。

おとといは、仕事が終わってから、自治会長大会と言うものに出掛けた。ホテル岡田に泊まりがけで出かけた。200人を越える自治会長と思われる人が、集まっていた。女性は3名だけ気が付いた。到着したのは、3時30分に成っていた。静岡大学の名誉教授の小和田氏の北条5代に関する講演があった。なかなか面白い話だった。当時の日本の人口は1500万人と言われていた。12時30分から開始だったから、すごい遅刻である。そして夕方は6時から宴会と成っていた。これは6時に入ったのだが、実は5時30分に集合してみんなで行くことに成っていたらしい。ここまでは気が回らず、また又遅れて迷惑をかけた。6時に行ったらば、全員がすでに着席していた。スケジュールに6時からと書いてあって、どうも5時半に一度、部屋に集まらなければいけなかった。どうもこういうことが上手くできない。申し訳ないし、がっかりである。先日の防災訓練でもそうだった。8時集合と言うことで、8時に行ったのだが、9時に変更に成ったということだった。どちらの場合も、変更に気付かなかった。注意散漫である。

集団行動が上手くできない。そういう自分に問題があるらしいということを、久しぶりに思いだした。勝手解釈で一人で行動してしまう。幼稚園のころからそうだった。その後どの場面でも、違和感を常に持ち続けてきた。どこか自分のなかに全体が見えなくなる欠落があるらしい。自分のペースで勝手にやってしまう。いじめの対象に成る様な人間なのだろう。まあ、いじめられっ子と言うより、いじめっ子の方であるが。自治会長の間は、ともかく自分の角のある性格を抑えて、無事に役割をまっとうしなくてはならない。4月からの一つ成果としては、一時避難所をフラワーガーデンにすることを進めて、看板も付け替えたこと。先日は、舟原地区にも土砂災害避難勧告が出て、実際に避難所の開設がフラワーガーデンに行われた。2つ目の成果として、緊急時の名簿の作成が出来た。3つ目に、やりたいと考えていることは、自治会規約の作成である。これは年明けに進めたいと考えている。一年という短い期間の役割であるが、あまり迷惑をかけずに終わりたいものだ。

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