8月の自給作業

   


ソバが花を付け始める。

8月は草取り、草刈りである。果樹の下から養鶏場の廻りが、今年もすごいことになってしまった。暑いので無理のない範囲でやるしかない。ブルーベリーが豊作で時々食べている。現在畑にある作物は、とうもろこし、キューリ、なす、トマト、ピーマン、里芋、サツマイモ、大豆、山芋、ニガウリ。どれもこれも草に埋もれている。ソバ。ソバが一面に生えている。そばを播種したのが、6月末の頃。大豆を種を播くついでにやってみた。バラマキである。土は常に何かに覆われている状態にして置きたい。大豆の苗が、余れば植える予定で整備したのだが、大豆苗は余るどころか不足した。そこでソバに切り替えた。小田原の久野のそば作りは夏に播き、秋収穫する。それを6月に播いて、9月に収穫しようというのだから、出来るのかどうか試しのつもりである。畑をあけて置くのは良くないし、ソバの種はたくさんあるから、ばらまいてみた。3畝はソバが発芽しているので、上手く収穫まで行けば、自給には充分であろう。少し密になり、倒れてきたところもある。この品種がこのサイクルで出来るなら、出来た種も保存しておこうと思う。

今美味しいのはトマト。味がとても良く、毎日食べきれないほど食べているので満足である。雨が少ないので、よくできているのだろうか。そろそろトマトを倒して下げる状態まで来た。3,4段目だろう。草は一切取らないで栽培している。草の中から顔を出す形である。水やりは特にしない。雨が脇までは吹きこむようにしてある。美味しいと言えばトオモロコシも今が収穫である。こちらは完全に草に埋もれている。それでも毎日食べるくらいは出来ている。むしろ病気や虫や、害獣に見つからないで上手く収穫出来ている。今年のトオモロコシは苗を作り、4月に定植したのだが、寒さで枯れた。そこで直播をして再挑戦したものが今食べれる。この時期だと例年上手くできないのだが、意外に今年は出来がいい。味も良くなっている。ただし子供のころ食べた香ばしいトオモロコシとは全く違う。どんなドウモロコシを作ってもあの味のものに出会うことはない。あれは記憶だからおいしいのだろうか。

田んぼの草は今年はみんなが頑張っているので心配がない。大したものである。すでに全体を稲が覆っているから、この後草で何かが起こるというほどのことはないだろう。今のところヒエについては、4本とっただけである。ヒエは深水をすれば出てこない。コナギの方は酸欠になるとでやすいようだ。トロトロ層が出来れば、色々が解決されてくる。コロガシをやっても、トロトロ層が厚ければ、出てきたコナギモ簡単に沈みこんでしまう。もちろんトロトロがさらに厚ければ、発芽するものが減少をする。トロトロ層を作る方法が大切。米糠を播くのもその技術の一つ。苗床の後の田んぼが面白いことになった。苗が使ってしまう肥料の結果である。背丈まで明らかに苗があった場所が2筋低い。後から播いた、ソバカスの肥料分など影響がない。やはり冬の間に出来るだけ堆肥を入れることだろう。

大豆の方は、草取りを10日に予定している。日に日に苗はしっかりしてきている。家の方のものなど、すでに40センチほどになった。家の野菜畑だから、肥料分もあるし土もできている。こういう作り方で、大豆がどの程度できるのか、葉ばかり山にならないか。楽しみである。今のところ直播の部分の方が成長が早い。それでも先に植え付けた苗はかなり大きくなり始めた。ニンジンを播高と思っていたが、やはりこの時期は絵を描くことを優先するので、できないでいる。草刈りも遅れている。4日にはイノシシ対策を田んぼでやる。水もこのところの雨なしでかなり減って来ている。水路の泥上げをしなければならない。ありがたいことに湧水はしっかり湧いてくれている。

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