10月の農作業
10月は何と言っても稲刈りである。いよいよである。6,7,8日とが欠ノ上田んぼの予定。次の14日が舟原田んぼの稲刈り。欠ノ上の脱穀の予定と重なる。そして20日前後に家の田んぼの稲刈り。このお米は種籾にしたいと考えているので、丁寧にやりたい。天候次第もあるが、先に延びる場合もある。籾すりまで天候に左右されるので、そう順調には進めない。11月まで作業が残る年が多い。今年は天候には恵まれたので、今のところは良さそうである。しかし、連日のイノシシの出現があるので、まだ油断はできない。スズメはまだそれほど来ていない。これは気分的には楽だった。昨日は台風が通り過ぎたが、こういう事で作業の予定が大幅にくるってくる。土日を中心に農作業を行う市民が田んぼをやる場合、この稲の収穫時期が一番困難になる。ハザ掛けが風で倒れた場合など、急遽対応しなければならないことに成る。この点の克服が今のところ出来ないでいる。
畑では、キュウリ、オクラ、トマト、ズッキーニなどが少し取れている。鳩麦もそろそろ収穫である。かぼちゃは美味しい立派なものが、採れた。全体に夏の日照りが強く、乾いてしまい良くなかった。9月末からの展覧会も入り、作業をしなかったこともある。10月は畑の準備も急がなければならない。キャベツの苗は出来て入るので早く植え付けたい。その他、タマネギの種まき。タマネギは少し本気でやりたい。毎年失敗しているので、何とか克服したい。草に負けると言う事が一番なので、草鶏をそこそこは頑張る。秋じゃがいもの植え付けもやる。これは良く出来る方なので楽しみ。家では秋じゃ我も収穫が落ちることはない。全体に草が大人しく成ってくるので、少しは気が楽になる。サツマイモは草に埋もれているが、そこそこ成っていそうである。今年もあんのう芋とべにまさりの食べ較べ場楽しみである。
果樹の畑は、毎晩イノシシが掘り起こしている。堆肥を蒔いた所の下にミミズが出ているのだろう。こんな年はなかった。家の脇までイノシシが毎晩出現するようでは、全体を何らかの形で柵をするしかないのかもしれない。栗が成っていたのだが、これも食べられてしまった。早く拾わなかった方が悪い。手入れをするというのは、わずかなことでも毎日のことだ。少し手が離れると、その後の手当てが大変である。麦の準備がある。昨日来た、麦の会のスケジュールでは、10月28日が畑の準備と成っている。こちらもイノシシに完敗したので、今度は電気柵の設置から始めなければならない。イノシシは集落の中を明るい時間に歩いている状態に成っている。こんなことではとても畑は出来ない。本気で対決する気にならないと、負けてしまう。しかし、多勢に無勢と言うか、勢力で負けている。
10月は気候も良く、楽しい農作業が出来る。農作業を楽しみたい。タマネギを植え付ける畑の準備である。時間をかけた堆肥を充分に入れる。そして時間をかけて寝かす。今年は分かりやすい余裕のある畑にしたい。草取りがしやすいうえ方である。どうもベットの作り方が良くないのではないだろうか。ベットを狭くして、両側から草が楽に採れるようにしてみる。冒頭の写真は台風通過後の田んぼの写真である。水口がいくらか倒れている。そして苗床跡が倒れている。土の状態で、主に乾き具合で倒伏が起こると言う事を表している。水口に関しては、当然乾燥が遅れていたことが分かる。何故苗床跡は、乾かないのか。早くから水を入れた所は、土の浸透性が悪く成っているということか。稲はむしろ良く出来ている場所であった。冬水田んぼではこういうことは起こらないのであろうか。