グリンカーテンを作る。
小田原市では、夏を少しでも涼しく過ごすためにグリンカーテンのプロジェクトを始めた。時間の余裕はなかったのだが、ゴーヤの苗の配布を行ったところ、170人が応募したそうだ。私も応募しゴーヤの苗を6株も頂いた。今日窓辺の花壇に4株を植えて、プランターに2株植えて、こちらは移動式にしようと考えている。当然、段ボールコンポストで出来た堆肥を使った。段ボールコンポストの堆肥は、窒素分が多く葉が茂るという意味では、グリンカーテン向きの堆肥だと思う。植え方はいつものことだが、下層に段ボールコンポスト堆肥を入れて、中層は畑土と混合した。そして上層は畑土だけにした。この窓辺の花壇はそもそも、グリンカーテン用の花壇である。いつもの夏は、夕顔の花が植えられる。沖津さんの奥さんが全国に送っている夕顔の苗を頂いたのが始まりである。
大長レイシと札が立っていた。多分これはそうとう苦いタイプではないだろうか。ニガウリでも割合苦くないものが最近出回ってきた。わりと使いやすい。このキュウリにいぼが付いたような、長いタイプは苦すぎて食べれなかった記憶がある。ゴウヤとどこが違うのかは分からないが、ゴウヤと言われて、サツマイモを緑にしていぼを付けたような奴は案外に苦くない。炒め物程度なら結構食べれる。今年はこのゴウヤが、市が配らないうちから人気で、床の種苗店でも品切れが多かった。ほど良い苦みのゴウヤは人気者である。それでもレイシの方だけは、残っていたからみんなあの苦さに懲りているのかもしれない。味は食べてみなければわからないが、とにかく丈夫すぎて困るようなものだ。ポットから外してみると、根がとても少ない。これは皆さん苦労しそうである。苗作りも見た目が重視されて、葉だけを化学肥料で促成する苗もある。そういえばケイヨウD-2立派な無農薬の苗が大量に売られていた。化学肥料は使って居るのかどうか。もし使って居ないであれほどの苗が作れたら、素晴らしい技術である。教わりたいものだ。
苗が根づいて、成長を始めたら、竹を組んで風情のある棚を作ろう。もしかすると9月ごろには、グリンカーテン・コンテストをやるかもしれないそうだ。そうして交流会が持てたら、とてもいい。グリンカーテンを育てる者同士、仲間意識が芽生えれば、もっともっと広がるかもしれない。小田原には様々な緑のカーテンがあって、グリンカーテンめぐりだけでも楽しめるという、素晴らしい小田原のまちづくりに成る可能性がある。来年は金子みすずをしのんで、夕顔の苗など良いかもしれない。そうなれば沖津さんは大喜びだ。きゅうりとかトマトと野菜物の種類を増やすのも良い。当然市が配るというのではなく、農協のドレミファーミーあたりで、グリンカーテン企画を共同で行い販売したらいい。その際市のプロジェクトに登録してもらうと、生ごみ堆肥がもらえるというぐらいでどうだろうか。
グリンカーテンと段ボールコンポストの組み合わせは、とてもしっくり行く組み合わせだ。プランターでの栽培は、移動式をやってみたい。衝立のように仕立てて、あちこち移動する。もちろん、生ごみサロンでも展示する。段ボールの展示説明のイベントにも持ってゆく。そして南側の窓辺に置いておく。是非学校でも取り組んで欲しい。一階から3階まで、大きなネットを張って、どの高さまで行くか挑戦すると良い。どんな土づくりをしたら、上まで行った。こういうことを子供たちが知って欲しい。そして、暑い夏を乗り切る。冷房が切れるようになれば、原発などなくても暮らせるようになる。そうか小田原市役所でも是非始めてもらいたい。小田原市民へのアピールである。