のぼたん農園1月30日の様子
1週間ぶりのワカバはどこか歓迎の態度で、寄ってきて膝を嘗めていた。それでも歓迎で頭を振るので、気を付けなければならない。目一杯の旅行だったのだが、水牛と遊んでいたら、疲れはいつの間にか消えていた。水牛はアニマルセラピーの動物だ。
サクラとのぼたんが最初に慌てて寄ってきた。ああどうしてたのと言う感じだった。一週間居なかったことが水牛にはよく分かって居る。寄ってはきたが、ワカバが後から来ると、すぐ離れた。ワカバがどこか怖いのだろう。怖いと行っても何かするわけでもないのだが。これが水牛の序列なのだろう。
1番溜め池の睡蓮が5つも咲いていた。睡蓮は一年中咲いてはいるが、今頃が一番元気になる時期のかも知れない。水牛が溜め池に入って一度は睡蓮は見えなくなったのだが、また広がってきた。睡蓮は驚くほど丈夫なものだ。
7番田んぼ、田植えから2週間である。コロガシをやって水が濁っている。転がすと4日間ぐらいは水が濁っている。細かな土なのだ。活着したような感じだ。石垣島は田植え後の強い風が稲の活着を疎外する。風で白化して枯れてしまうこともあった。
それで田植えをしたら防風ネットを張らなければならない。これである程度は防げるようには成ったが、20mを超えるような風が吹き続けるのだから、活着するまで時間がかかるのは仕方がない。
6番田んぼも田植え後2週間。コロガシをして、根付いたようだ。ここは風をよけるコンテナと崖があるので、7番田んぼよりは風に痛められることがない。コロガシをすると葉の緑が一晩で緑を増す。やはり、土が攪拌されることは稲にとって息をつけるという感じのようだ。
下の方の田んぼにあるタイモ。それ程成長はしないのだが、水がなくても枯れるようでもない。もう少し暖かくなれば、一気に大きくなってくれると思うのだが。タイミングを見て、上の溜め池にあるタイモも、ここに移動しようと思っている。
5番田んぼは相変わらず一面にあかうきくさが繁茂している。他のたんぼでもすこしづつあかうきくさが増えてきてはいる。この調子であれば、肥料はいらない田んぼになるだろう。あかうきくさの安定した栽培法をなんとかみつけてゆきたい。
4番田んぼが一番生育が良い。田植え3週間である。同じ苗代の苗を、1週間早く苗取りをして、1月6日に田植えをした。6葉期ぐらいだろうか。分ゲツも始まっている。苗が根付いてくれるともう安心だ。この田んぼは十分に肥料があるので、この後の生育が楽しみである。
小さな水生生物が沢山出てきた。これは期待できる兆候。石垣で初めてこれだけの小さな虫が現われた。やっと田んぼらしい土壌になってきたようだ。ここまで来ると、後は微生物に任せて、良い土壌を作れるのではないだろか。
3番田んぼの畑。手前がジャガイモが収穫できそうだ。枯れたところから掘ってみようかと思う。どれだけ大きくなっているか楽しみである。多分それ程は大きくはなさそうだ。芽かきはしなかった。小さいいもをそのまま食べるのも好きなのだ。
まず一回目の試験栽培で、フゲンマルが良さそうだと言うことが分かった。ただ好きな種類は男爵なので、遅れて芽を出した男爵がどんな結果になるかが一番気になっている。
奥の方でトマトの苗が活着し成長を始めた。蒔いた種がすべて根付いて、生育している。ここまでは悪くない。大きくなり風にやられるだろうから。風よけをもう少ししっかりする必要があるかも知れない。
玉ねぎは元気に育っている。植えた苗がすべて生育している。これから球がどれだけ大きくなってくれるだろう。普通に玉ねぎが出来れば素晴らしいと思うのだが、今のところ良さそうだ。草取りを今日行ったら草取りをしなければ。
ニンニクも順調な生育。案外向いているかも知れない。とおもろこしも30㎝ぐらいになった。これは少し肥料不足で、出来るかどうか今のところ、疑問。一度頭を水牛に食べられた後遺症がまだある。ジャガイモが掘り終われば、里芋を植えてみたい。種芋を小田原の渡部さんから貰った。
3番田んぼの苗も元気になった。田植え後3週間である。田植えをしてしばらく停滞した。堆肥を入れて、コロガシをした。5葉期ぐらいか。ゆっくり成長で悪くない。何とか葉を15枚出すのが今年の目標である。12月播種、正月田植えの栽培ならば、気温的に良いのではないかと思っている。
小田原の5月育苗と同じになる。昨年までは成長は良いのだが、慌てて徒長気味に成長して、慌てて穂を出してしまうと言う感じだった。気温が原因で葉が15枚揃わないのであれば、12月播種が良いと言うことになる。しかし、まだ原因は他にあるような気もしている。
1番田んぼのひこばえの出は悪くない。品種は台光。昨日も食べてみたが、案外美味しいお米である。5%位の株がひこばえを出していない。何か理由はあるのだろうと思うが、今のところよく分からない。ひこばえの出方は悪くはない。
後2週間ぐらいしたら、一度刈払機で低くそろえようかと思っている。そうすれば、出穂がある程度揃うはずだ。このままではばらつきが大きすぎると思われる。
1番田んぼの様子。田植え2週間。ここも根付いたようだ。これから成長することだろう。水は十分にあるし、流れ水の田んぼなので、一番期待できる田んぼである。見たところ肥料不足の感じがする。しかし苗床があったのだから、これから良くなるだろう。
麦畑は穂が出そろったようだ。播種してから、鳩が来ていたので大分種が食べられたかと思う。それでも一応は出た株は生育はしてくれている。先日大磯の青沼さんを尋ねて、麦のことを聞かせて貰った。幸せさまさまの製粉機の購入の件だ。青沼さんは随分麦のことを勉強されて詳しかった。
国光社の石臼製粉機が良いだろうと言われていた。小麦については農林61号が沖縄でも出来るのでは無いかと言われていた。品種特性として、南方系の親が入っているとのこと。ただし、あまり柔らかいパンは出来ないとのこと。パン小麦を石垣で作ることはともかく難しい。