統一教会解散命令

   



 統一教会は最悪の組織だと思う。こんなものはそもそも宗教団体とは言えない。反日スパイ組織と考えた方が良い。それと安倍を中心とした自民党が組んでいたのだ。宗教として認めたこと自体が間違っていたのだ。しかし、一度は宗教と認め、自民党は長年持ちつ持たれつの関係を作ってきた。

 自民党というのは、戦時中からこうした悪いものを引きずってきた、暗黒の汚いところを、つまり清濁併せ呑む政治団体だなのだ。その悪の塊を仕方がないと受け入れるのが、日本の保守党支持者なのだ。それが憲法改定という、建前になり、統一教会と連携を取るようになる。こんな組織と長年共闘してきた自民党の実像を想像すべきだ。

 アベ氏は統一教会との深い関係によって、山上の恨みの対象になりテロに遭い殺されることになった。今やアベや統一教会問題は掘り下げてはならない、自民党のタブーになった。闇が明るみに出れば、自民党は回答しなければならないだろう。岸田氏としては一日も早く忘れてもらいたいだけの事なのだろう。

 岸田氏は統一教会に対して解散命令を出さなければ、自民党が次の衆議院選挙で大敗北をすると考えているのだろう。現自民党は統一教会と深い関係のあった人材が骨格となって出来上がっている。それは、岸時代からの自民党内部の深い暗闇の中に統一教会が絡んでいるからである。

 選挙の応援など表面的な関係だけではなく、戦時中から続く、裏の政治の暗闘にまで関係している。自民党議員の洗脳まで起きているのだ。それ故に、アベが二度目の引退勧告によって、総理大臣をひきづり下ろされたと想像した方が自民党の本質がよく分かる。

 三度目の正直で今度は自民党の裏支配者になろうとして動き出したために、裏の勢力の指図で殺されたとも言える。まだこの考えは捨てきれない。確かに最終的には山上の単独犯かも知れないが、そこに至る道には、様々な教唆があったはずだ。アベの復活を許さない勢力があったと考えた方が自然だ。

 山上はアベを殺さなければという道にはまり込んでいったのだろう。山上は日本の為にアベを殺さなければと思いつめたのかも知れない。アベは暗黒社会の木偶の坊だったのだ。そうなのだから、暴力はまったく良くない。暴力で解決するものなどない。国民がアベの悪に気付き、自民党の暗黒を認識すべきなのだ。

 統一教会に関係のある組織は、今は前線からは退いている。関われば火の粉が飛んでくるからだろう。自民党議員では党が公表した調査結果で、教団側と関わりがあった。国会議員が計180人 。それはあくまで自己申告の範囲でこの数だ。細田衆議院議長のように、後からボロボロ関係が暴露されている。

 地方議員まで含めて自民党議員の3分の1が、実は統一教会関係者と言われている。選挙を手助けする代わりに、統一教会の韓国に送る資金集めに協力をさせられていたのだ。その自民党議員達はその他の利権団体とも関係がある。利権と利権を取り持つ役割を自民党議員が担ってきたはずだ。

 統一教会に対して解散命令を出して、実態としては闇組織化すると言うことになる。闇組織として存続させるからと言う裏取引はすでに出来ていると見なければならない。資金を集める仕組みを温存するためには、宗教組織としての活動を、当面降りた方が賢明という判断もあるのだろう。
 
 これで諦めるような人達ではない。そもそも、統一教会は宗教組織としての意味は無かったのだ。1968年に国際共勝連合はできた。KCIAと岸信介によって作られた組織なのだ。大学闘争の時代だ。文鮮明がアメリカで一年半の有罪判決を受けたときに、岸信介はレーガン大統領に釈放の依頼文を書いている。その中で岸信介は教祖文鮮明を尊師と書いている。アベもそのように教育されて育った人間だ。

 日本国の平和憲法を壊そうというのが、国際共勝連合であり、統一教会なのだ。その目的が自民党と合致しているのだ。自民党の保守勢力は文鮮明の偽反共思想に騙され続けたのだ。そして、文鮮明は日本人を騙して韓国に貢がせることは、植民地化し戦争に巻き込んだ日本人のやるべき謝罪だと洗脳したのだ。

 怪物と言われた得体の知れない岸信介はこの思想を受け入れ、利用しようとしたのだ。日本人が騙されて貢ぐことを、当然と考えていたのだ。だから怪物なのだ。それを受け継いで再生しようとあがいたのが、アベの最終盤の姿である。岸田政権が統一教会と本気で縁を切るならば、関係した自民党議員それぞれの説明責任を果たさせるべきだ。

 この自民党と統一教会の腐れ縁を、きちっと清算しなければ日本はまともな国と言えないだろう。曖昧なまま終わらせて良いような問題ではない。統一教会と深い関係があった、萩生田氏が自民党の政調会長である。そもそも解散命令に関わる文部大臣が統一教会関係議員である。

 細田博之衆院議長も統一教会関係議員である。曖昧なまま議長辞任で済まそうとしている。そもそも自民党は議長であるという理由で党の調査から外してきた人だ。しかし、統一教会との関係はかなり深い一人である。議長を辞めればすむという事ではない。

 統一教会問題は自民党腐敗問題である。現状では統一教会の代わりに公明党の応援を得な
ければならない活動力を失った自民党なのだ。怪しい宗教組織の行動力を利用しなければ、選挙が出来ないと言う政権党では情けない。どこかおかしい政治組織なのだろう。その公明党もいよいよ衰退の兆しである。

 今回統一教会に対して解散命令を出そうとしている。果たして宗教組織としての統一教会に、霊感商法疑惑だけで解散が出せるものだろうか。確かに一億を超えるお金を献金させるのは、異常なことだとは思うが、信者が自らの意志で献金していることは確かだ。私もそういう人を実際に知っている。

 宗教というものにはそういう側面があるのだ。ヨブもお金持ちである事が罪であると神から告げられるのだ。すべてを捨てることで信仰には入れると言うことがある。お金に対する執着を捨てると言うことは多くの宗教にある教義の一つである。お金に執着が強いのが、教祖であるところが冷静に考えればおかしいのだが。
 
 お金に執着どころか、金儲けを目的にするのが、今の時代の企業である。ビックモーターだって似たようなものではないか。誰もがお金を貰えないのなら、働かないのだから、仕事というもの自体がお金で回っているわけだ。宗教はそもそもそれをおかしいとするもののはずだ。

 ところが現世利益を標榜する組織が、創価学会のような新興宗教の傾向である。信仰すれば儲かるというような教えである。そこが政治と結びつくのだろう。政権党と結びつけば、利益が出るという計算である。創価学会は老齢化と少子化が直撃して、教祖の交代もままならないようだから、あと一息である。

 宗教と政治は関係すべきでない。それが互いのためだ。政治にに近づこうとする宗教は、その時から宗教ではなくなるのだ。その辺のけじめを有権者たる国民がきちっと見られるかどうかだろう。統一教会問題は氷山の一角に過ぎない。

 

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