山上徹也と統一教会解散命令

2023/10/03

　山上徹也は安倍晋三氏を暗殺した。その理由は統一教会を潰さなければならないと思い詰めた結果と推測できる。そして、今統一教会に解散命令が出る。解散命令はアベ暗殺事件が起きなければ無かったことなのは、確実なことだ。すると、山上の目的通りの結果と言うことになるのではないか。

　岸田総理大臣は解散命令を出さないまま、選挙は出来ないので、解散命令を出すのだろう。安倍晋三が統一教会と持ちつ持たれつだったことは誰でもが知るところであった。自民党の多くの議員が統一教会と深く関わっていたのだから、知らない議員などいなかったはずだ。

　それを困ったことだ、おかしいことだと考えた自民党党員はいなかったのだ。統一教会はマインドコントロールで日本人信者から韓国にお金を貢がせる組織だったのだ。それを自民党党員は知りながら、そんなものだろうと考えていたのだ。

　もしそんなことを知らなかったという自民党党員がいたとしたら、それはただのアホンダラにすぎない。政党の党員になり、党内で何が行われているかを考えることすら出来ないのであれば、かなりの脳天気者ということになる。まあ多くの党員は「そんなの関係ない。」と言うことだろう。

　自分の利害を計り、自民党の党員になっているのだから、その点では中国の共産党員になる判断と同じなのだろう。統一教会がどれほどの悪党組織であって、自民党が深い関係があるとしても、そんなことは知った事じゃない。と言うことかも知れない。

　確かに自民党と統一教会との連み方は異常だ。しかし、そもそも日本の保守党というのはいつもこういう異常性を含んでいる。暴力団関係者や犯罪組織とも関係性を維持しているはずだ。権力が情報を独占すると言うことはそういうことのはずだ。

　警察が動いてはまずいようなことでは、暴力団を使うというようなことも無いとは言えない。それが権力の実体のはずだ。私はそのように想像している。そして、宗教団体も同様である。権力と様々な形で結びつき、自己保身を図ろうとする。それはキリスト様もお釈迦様でも、歴史を見ればそういうことだ。

　何故安倍一族がこれほど統一教会と結びついたのかは、岸信介が暗黒の怪物と言われた、戦時中からの歴史に由来する。東亜新秩序論である。大東亜共栄圏の幻想である。アジア解放を主張しながら、新しい植民地主義を進めたのが日本という後発の帝国主義国家だったのだ。

　その暗黒の中にうごめいてきた、日本の鵺集団の断末魔が、安倍晋三という木偶の坊が口パク人形に仕立てられていったのだ。そして総理大臣を下ろされ、もう用なしに見えたのだが、何故か急に動きを強めだした。そこで安倍晋三は統一教会との連携を強め始める。

　安倍晋三なりに一人で行動を始めたのではないか。木偶の坊人形が、みんなにおだてられている間に、その気になってしまい、総理大臣から２度目のひきづり下ろしが、気に入らなかったのだろう。自分が畝集団を取り仕切る権力者を目指そうとしたのではないか。

　その動きが始まったところで暗殺されることになった。だから、山上は誰かの指示でアベを暗殺したのかと私は思った。統一教会よりももっと違う問題で、アベは殺されたのだと直感した。しかし、その直感は間違っていたのかもしれないと今は思っている。

　間違っているとしても、同じ文脈で起きた事件である事には変わりが無い。つまり、アベを邪魔だと考える人がいたのだ。そして、アベを殺すために、山上という統一教会に恨みを募らせていた人間を、誘導し利用したのではないか。この推測も違うだろうか。

　そのことはここでは置いておくしかないが、自民党と統一教会の腐れ縁をこのまま見過ごしてはならない。つまり、統一教会が解散命令を受けるほどの、ひどい宗教法人だったとすれば、その統一教会と長期にわたり連携してきた自民党も同罪と言うことだ。

　しかし、自民党は縁を切ったのだから関係ないと言いたいのだろう。だから無理矢理解散命令を出そうとしているのだろう。もし解散命令が出なければ、やっぱり自民党はこれからも、裏では連んでいこうと考えていると見られることに成る。

　実際の所、自民党議員は選挙の際には宗教組織の応援を必要としてきたのだ。創価学会だけではない。様々な新興宗教は権力に恩を売りたくてしょうが無いのだ。だから、統一教会は議員秘書を育成して、送り込むことで候補者を自由に動かせる組織になったのだ。

　選挙は議員の弱みなのだ。いつもは偉そうにふんぞり返っている議員でもさすがに選挙になれば頭を低く下げる。中には土下座までする。その弱みを握ったのが統一教会である。統一供花の手助けがあれば当選できるというのが、自民党の新人の認識であったはずだ。

　自民党は選挙を前にして、公明党と和解をした。果たしてここまでこけにされても、コウモリ党の連中は自民党に逆さづりでへばりついて行くというのだろうか。しかし、公明党の老齢化は日本の組織一般と変らない。宗教２世も創価学会ではそれほどの数は居ない。

　近
い内に消滅の危機が来る。数年内に、選挙２，３回の内に公明議員の凋落が始まる。これだけははずれない予測だろう。今も選挙になれば、送迎車で学会員を事前投票に運ぶのが全国の通例のようだ。自分では投票所に行けないお年寄りを何とか投票してもらおう作戦である。

　宗教と政治は結びついてはならない。当たり前の事だ。憲法でも決まっていることだ。自民党のように、政党自体が何やら教祖がいるような状態では、問題と言うことだ。誰にでも分かる論理で政治をやってもらいたい。統一教会の差し金で政治をやらないで欲しい。

　統一教会と結びついた自民党は、知性を劣化させているのだ。訳の分からない家族主義にこだわる理由は統一教会だったのだ。さすがにいい加減にしてもらいたい。