のぼたん農園稲刈りが近づく

   


 今回はのぼたん農園が向日葵で輝いているので、写真を沢山載せることにした。いつかこの輝くのぼたん農園を描くこともあるかも知れない。






 7番田んぼであるが、この1週間でまったく様子が変わるほど成長した。この田んぼの稲刈り予定は8月初め。








 のぼたんは今はほぼ終わりに入り、実を付け始めている。実は食べれると言うから楽しみである。種を蒔いて、苗を作ろうかと思っている。




 タイモは意外に大きくならない。水が切れたりしていたことが良くなかったかも知れない。


 ここはマンゲツモチの直播きの田んぼである。やはり石垣の気候に合わないようだ。ここも8月初めの稲刈りの予定。




 良くなってきたヒトメボレの7番田んぼ。8月初めが稲刈りの予定。


 それなりに進んだ、ハルミの1番田んぼ。18日頃に稲刈りをするつもりだ。

 
 右側が0番田んぼで、18日に刈り取りをする予定。


 4番田んぼ。ここは7月初めが稲刈りの予定。


 5番田んぼ。ここは長らく良くなかったが、徐々に回復した。

 6月1日に石垣に戻り、のぼたん農園の写真を撮った。向日葵、のぼたんが最盛期であった。見に来てくれる方が時々いる。フェースブックのページを見て、来てくれるらしい。のぼたん農園は誰で気楽に来てくれる農園になって欲しい。

 そして自給の田んぼをやってみたいという人が体験をしてみることができる田んぼになればいい。石垣の稲作は独特のものである。小田原の物とは違う。石垣島でたんぼをやってみなければ、自分でたんぼを始めることは出来ないだろう。

 石垣島では、将来は経営としての稲作農業は終わると考えておいた方が良い。その時にたんぼを維持できるのは独自の販売力のある大型の農業法人と、自給的な市民のたんぼだけが残る。島の限りある水資源を考えると、いつまで水資源が稲作に回されているかには不安がある。

 観光産業に水資源を回すために、農業用水が削減される可能性は高い。SDZsに稲作農業が記載されていない理由はそこにある。地域の産業としての稲作に自信がないのだ。水田農業を行うことは石垣の環境を、未来に未来に残す一つの方法である。

 先ずは石垣島で有機農業で伝統農業で、畝取りできる技術の確立だと考えている。誰も可能だとは考えていない石垣島の伝統農業の復活。すべては畝取りを確立してからの話である。石垣島の気候に適合した品種を探す。そして自家採種を繰り返すこと。石垣島の稲作農家の人に、畝取りをして遊びでないことを見せなければ始まらない。

 伝統農業業は手間はかかるが、現行の農業よりも多収が出来る。このことを証明しなければ、一般への普及はない。いまできるわけないと馬鹿にしている農家の方々が、どうもそうではないらしいと言うことに気付いて貰わなければならない。

 これから世界の食糧事情は厳しいところに進んで行く。世界の人口が増加して飢餓が起きている。先進国では食事は肉食中心の贅沢な物になっている。一方で、農業用地は限界に達している。主食の農業技術の革新も限界に達している。

 そして日本では主食の農業は産業としては成り立たなくなっている。政府は国際競争力のある農業を提唱し、米作りなど止めろという方向である。政府が主張しなくとも、米作りの担い手はさらに減少して行く。そして水田が耕作放棄地になって行く。

 もしその時に、日本の国土できちっと生きることを考える人がいれば、(当然いるだろう。)自給的な稲作を始めるはずだ。その時に農の会の活動と、のぼたん農園の活動は参考になるはずだ。類似の物はわずかながら各地に始まっているらしい。

 島の暮らしは、矛盾がむき出しになる。自衛隊基地と環境破壊は誰もが見ていて分かる。観光産業は従来型の大型開発型は古いものになっているが、大きな土木工事を行うことの方が目的化せざる得ない、島の経済事情がある。この矛盾は次第に限界を超えようとしている。

 

 - 楽観農園