小田原市議会だより

   

市議会だよりが自治会の回覧と一緒に回ってきた。118号とある。行った陳情の採択結果が掲載されていた。各議員の賛否の公表を行って欲しいという、陳情がやっとのことで採択されている。議会が変わり始める予兆であってほしい。3ページには会派の構成と言うものが、出ている。会派と言うのが分かりにくいのだが、欄外には※会派とは、所属政党や、主義・主張を同じくする議員のグループ(3人以上)のことをいいます。記載されている。なるほど、小田原市会議員には8つの会派がある。大きい会派5名が1つ。小さい3名のグループは5つある。4名のところが2つ。これを見て思うのは小田原の議会は意見が、細かく分かれているということだろうが、良く取れば、議員各自に意見があるということになるが、一筋縄ではない複雑さも感じる。

主義主張については、前回の選挙でもテーマであった城下町ホールのことで、奇妙奇天烈な設計案に対して、驚くべき賛成を主張した上田理都子議員と、それを真っ向から否定した佐々木議員が同じ会派になっている。主義・主張が同じということはどちらかが変節したということになるのだが。そのほかびっくりしたのは、最大会派誠和に井上議員が入ったことである。武松氏。加藤氏。大村氏。は少し知っているが、井上氏が生かされるグループなのだろうか。一番主張が通るグループと言うことで選択したということか。今後の発言を注意深く見てみたい。市民クラブの3名は名前通りで分かりやすい。このように主義主張が8つに決まる過程で、充分な政策論議がな行われたことを願うばかりである。本来なら、公明党や、共産党のように、選挙前に会派が分かった方が投票しやすい。

議会トピックスとして、「議会改革を進めます」とある。議会改革推進委員会が設置された。この委員会は傍聴できるのだろうか。何をどう改革しようと言うのか。とても興味がある。正直なところ議会の役割に対し、失望をしてきた。議会と言いながら、議論をする場には制度的にも成っていない。意見を述べ、終わりである。議員相互の議論と言うものが許されていない。空々しい質問をして、予測通りの解答が出る。議員の方々は、パフォーマンスはしたつもりだったのだろうが、城下町ホールのような分かりやすい問題でも、何時どんなことが話され、どこで了解したのかが見えなかった。後に成ると反対していたという議員が多数派として登場したが、それなら何故すんなり進んだのかが分からなかった。だいたいに賛成反対が公表されていなかったのだから、責任の追及も、選挙での反映も出来なかった。

「議会を傍聴してみませんか」と言う呼びかけ記事も出ている。議会には最近傍聴にもゆかない。議会だよりにあるダイジェスト版の内容で十分である。白熱した議論がされるようなら、是非とも傍聴したいが。広域ごみ処理に関しては興味があり出かけたのだが、議員に予備知識もなく、お茶を濁して終わりであった。3,4人が言いっぱなしで終わり。私には質問したいことが山ほどあり、手を挙げたい位だった。傍聴しろと言うのは、議会の機能不全を知って欲しい。と言う事かと思ってしまう。だからこそ、改革の委員会は興味がある。議員自身が何が問題だと考えているのか。「社会経済情勢の低迷によって、地方自治体の自主・自立が求められている」と書かれているが。一体何を意味しているのか、すでに分かりにくい。自治体の独立性は経済の低迷とは別だと思うが。ともかく公開されるなら、傍聴する。

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